ボールねじスプラインの強度について

ボールねじスプラインに許容曲げ荷重以上の負荷がかかると、軸の変形や折損により正常に動作しなくなる可能性があります。

ボールねじスプラインに、許容値を超えた荷重がかかった場合は、ボールねじスプラインユニットの交換が必要になります。
許容荷重は、荷重がかかる距離によって異なります。以下を参考に計算してください。

記号 説明
a スプラインナット端部

計算例:

スプラインナット端部より400 mmの位置に110 N(11.2 kgf)の荷重がかかる場合

許容曲げモーメント

M=80,000 N·mm

発生モーメント

M=F·L=100·400=44,000 N·mm