Graphics プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: Decision, Coordinatesを除くすべてのビジョンオブジェクト
解説
プログラム実行中と設計時に表示するグラフィックスを指定します。(各オブジェクトに対し、グラフィックスを表示するか、あるいは位置情報だけを表示するか、または何も表示しないか、などを指定します。)
例えば画面表示が不要なビジョンオブジェクトのGraphicsプロパティーをNoneに設定することで結果表示を抑制することができます。
用法
VGet Sequence.Object.Graphics, var
VSet Sequence.Object.Graphics, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す整数変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す整数または式
値
- 1 - All
- ビジョン定数: VISION_GRAPHICS_ALL
- オブジェクトラベル、ライン基準、検出位置を表示します。
- 2 - Position Only
- ビジョン定数: VISION_GRAPHICS_POSONLY
- 検出位置のみを表示します。
- 3 - None
- ビジョン定数: VISION_GRAPHICS_NONE
- 実行時には、グラフィックスは表示しません。
デフォルト: 1 - All
詳細説明
ビジョンオブジェクトの名前を示すビジョンオブジェクトラベルやライン、サーチウィンドウ、検出位置などのグラフィックスは、一度に多く表示されていると使いにくいことがあります。Graphicsプロパティーの設定により、Vision Guide開発環境やRUNウィンドウ、またはオペレーターウィンドウで使用しないグラフィックスを、オブジェクトから消すことができます。
Graphicsプロパティーは、個々のビジョンオブジェクトで設定することができます。この値は、通常、他のビジョンオブジェクトのGraphicsプロパティーと組み合わせたとき、画面の混雑をなくすような値に設定します。Graphicsプロパティーは、グラフィックス特性を、RUNウィンドウ、またはオペレーターウィンドウで、最終的に表示したい設定にしておきます。
すべてのビジョンオブジェクトのGraphicsプロパティー設定は、Vision Guideのツールボタン、[すべてのグラフィックの表示]と[すべてのラベルの非表示]で上書きすることができます。
Graphicsプロパティーは、実行時および設計時の両モードにおける表示 (RUNウィンドウ、オペレーターウィンドウ、Vision Guide開発環境ウィンドウにおける表示)を設定します。これは、Vision Guide開発環境ウィンドウからシーケンスを実行したときとSPEL+ プログラムから実行したときに、常に表示が一致するようにするためです。
参照
Blobオブジェクト, CodeReaderオブジェクト, Correlationオブジェクト, Edgeオブジェクト, Frameオブジェクト, Geometricオブジェクト, ImageOpオブジェクト, Lineオブジェクト, OCRオブジェクト, Pointオブジェクト, Polarオブジェクト
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