特徴

RC+ APIは以下の機能をサポートしています。

  • .NET Frameworkライブラリー、およびLabVIEW VIライブラリー

  • 32ビット版および64ビット版アプリケーションに対応

  • 複数のコントローラーから、複数のロボット, I/O, タスクを制御するプロパティーとメソッド

  • ビジョンコマンドおよびフォースセンシング*コマンドを実行するためのメソッド
    * フォースセンシングとは、力覚センサーのことではありません。APIのフォースセンシング用のメソッドとプロパティーは、力覚センサーでは使用できません。力覚センサー用のコマンドを実行する場合は、XptメソッドでSPELファンクションを実行してください。APIは、Epson RC+オプション Force Guideはサポートしていません。

  • マルチスレッドで非同期コマンド並列実行に対応

  • .NETアプリケーションから、以下のEpson RC+ウィンドウおよびダイアログを使用可能

    • ロボットマネージャー
    • IOモニター
    • タスクマネージャー
    • シミュレーター
    • メンテナンスダイアログ

例えば、ロボットアプリケーションの開発中は、Epson RC+ 8.0をVisual Basicと一緒に実行可能です。生産設備での稼動時は、Epson RC+ 8.0を画面に見えない状態でバックグラウンド実行できます。

キーポイント


RC+ APIは、“.NET Frameworkライブラリー”、およびLabVIEW VI ライブラリーに対応しています。“.NET Core”および、“.NET” 5には対応していません。

Epson RC+ 8.0以降に作成したRC+ APIアプリケーションは、Epson RC+ 8.0のみで使用することができます。

Epson RC+ 7.0で作成したプロジェクト、およびRC+アプリケーションは、Epson RC+ 8.0と互換性があります。以前のバージョンのプロジェクトを使用したい場合は、Epson RC+ 8.0上でプロジェクトを再ビルドする必要があります。

下図は、RC+ APIを使用した、システムの基本構造を示します。

Epson RC+は、RCAPINetライブラリーのアウトプロセスサーバーです。
RCAPINet クラスの各インスタンスは、Epson RC+ 8.0のインスタンスを開始できます。