Val関数

数字からなる指定文字列を数値に変換し、その値を返します。

書式
Val(文字列)

パラメーター

文字列
数字だけからなる文字列式を指定します。文字列にはプレフィックスも含まれます
&H (16進法), &O (8進法), &B (2進法)

戻り値
整数、または入力された文字列式による浮動少数点数を返します。小数点を含む入力文字列式は、浮動少数点数に変換されます。それ以外で、戻り値は、整数値が返されます。

解説
Valは、数字からなる文字列式を数値に変換します。結果は、整数または浮動少数点数です。Val命令に小数点を含む入力文字列式が与えられると、浮動少数点数が返されます。それ以外は、整数値が返されます。

参照
Abs, Asc, Chr$, Int, Left$, Len, Mid$, Mod, Right$, Sgn, Space$, Str$

Val関数使用例
下記は、いくつかの異なる文字列式を数値に変換し、その結果を画面に表示するプログラムの例です。

Function ValDemo
    String realstr$, intstr$
    Real realsqr, realvar
    Integer intsqr, intvar

    realstr$ = "2.5"
    realvar = Val(realstr$)
    realsqr = realvar * realvar
    Print "The value of ", realstr$, " squared is: ", realsqr

    intstr$ = "25"
    intvar = Val(intstr$)
    intsqr = intvar * intvar
    Print "The value of ", intstr$, " squared is: ", intsqr
Fend

下記は、コマンドウィンドウからの操作例です。

> Print Val("25.999")
25.999
>