Off

ビット番号で指定された出力ビットをオフ、または指定時間オフした後オンします。

書式
Off { 出力ビット番号 |出力ラベル } [,時間] [,非同期指定] [,Forced]

パラメーター

出力ビット番号

オフするI/O出力ビットを整数値で指定します。

出力ラベル

出力ラベルを指定します。

時間

出力ビットがオフしている時間を、秒で指定します。指定された時間経過後、出力ビットは再びオンします。オフ時間は、0.01秒以上10秒以下で指定してください。省略可能です。

非同期指定

タイマーが設定されると、非同期指定を用いて次のコマンドを実行するタイミングを指定します。省略可能です。

Forced

省略可能です。通常は省略します。

解説
Offは、指定した出力ビットをオフ (または0に)戻します。

時間パラメーターが指定されると、出力ビット番号で指定された出力ビットは、指定時間オフした後、再びオンします。もしオフ実行前に、すでに出力ビットがオフになっていれば、指定時間経過後にオンします。

非同期指定設定は、指定時間の設定が次のようになっているときに有効です。

1: 出力ビットをオフし、指定時間後再度オンして次のコマンドを実行します。 (非同期指定の設定は、これがデフォルト設定となっています。このパラメーターを省略すると"1"を設定したことになります。)
0: 出力ビットをオフし、同時に次のコマンドを実行します。

注意

リモート制御用に割り当てられた出力ビット

システム出力用に設定された出力ビットを指定するとエラーになります。リモート出力ビットは、システムの状態に応じて自動的にオンオフします。
非常停止が発生したとき

Epson RC+ では、非常停止が発生すると、すべての出力ビットがオフします。非常停止の場合でも設定を保持したい場合には、[セットアップ]メニューから[システム設定]-[コントローラー]-[環境設定]パネルの、[非常停止で出力ポートをOFF]チェックボックスで設定し直すことができます。
Forcedフラグ

NoPauseタスク, NoEmgAbort タスク(Xqt 時に、NoPauseやNoEmgAbortを指定して開始された特別なタスク)から、非常停止中や安全扉開時にI/O出力のオフを行う場合にこのフラグを指定します。

非常停止中や安全扉開時にI/O出力が変化するのでシステム設計上の注意が必要です。

Off使用例
下記例では、メインタスクが、"iotask"という名前のタスクを起動させます。"iotask"は、出力ビット1と2を別々にオン、またはオフし、10秒後に再度実行する簡単なタスクです。

Function main
  Xqt 2, iotask
  Go P1
  .
  .
  .
Fend


Function iotask
  Do
    On 1
    On 2
    Off 1
    Off 2
    Wait 10
  Loop
Fend

下記は、コマンドウィンドウからの簡単な操作例です。

> on 1
> off 1, 10    '出力1をオフし、10秒後再度オン
> on 2
> off 2

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