概要

統計計算は、Vision Guide 8.0の組み込み機能であり、非常に便利な機能であることがおわかりいただけます。
Vision Guide 8.0は、Vision Guideウィンドウ, Runウィンドウ, オペレーターウィンドウでビジョンオブジェクトを実行するたびに、ビジョンオブジェクトごとの、各リザルトデータの履歴を自動的に保存し、今後の統計の参考とします。
つまり、ビジョンオブジェクトを実行するたびに、オブジェクトの実行方法には関係なく、実行結果のリザルトデータは、そのオブジェクトの結果に関する、統計計算に使用するために保存されます。
多くのビジョンアプリケーションは、さまざまな方法で実行できるので、複数の方法を試行してリザルトを比較することができます。このような場合に統計機能は能力を発揮します。ビジョンオブジェクトの信頼性テストを実行し、それによってアプリケーションにどのビジョンオブジェクトを使うのが最適であるかを決めることができます。また、これらのテストは、SPEL+言語あるいはプログラミング不要のVision Guideポイント クリック インタフェースで実行できます。
[統計]ツールバーボタンをクリックすると、統計ダイアログが表示されます。

ダイアログボックスオプションとその概要

オプション 説明
オブジェクト 統計表示するオブジェクトを、選択するためのドロップダウンリスト
リザルト番号 統計表示するリザルト番号を、選択するためのドロップダウンリスト
検出回数 オブジェクトの実行回数に対する、オブジェクト検出回数を表示たとえば、5/6は、オブジェクトの実行回数が6回で、検出回数が5回であったことを示します。
データ消去 選択されているオブジェクトの、統計値を消去します。全データが消去されます。
全データ消去 シーケンス中にあるすべてのビジョンオブジェクトの統計値を消去します。全データが消去されます。
閉じる

[統計]ダイアログを終了します。

リザルトの全データは、そのまま残ります。

コピー 統計値をクリップボードにコピーします。
エクスポート 統計値をCSVファイルにエクスポートします。