カスタムビジョンオブジェクト
Epson RC+ 8.0 Ver8.1.3.0 以降のバージョンでは、PCビジョンでカスタムビジョンオブジェクトが利用可能となります。拡張機能マネージャーからExtension"Custom Vision Object (PV)"をインストールすることで使用できるようになります。
ビジョンガイド画面の上部メニュー"Custom Vision Object"にインストールされたオブジェクトが表示されます。ここから通常のオブジェクトと同様にシーケンスにオブジェクトを配置できるようになります。
キーポイント
カスタムビジョンオブジェクトはEpson RC+ Premium Edition以上でのみ使用可能です。
カスタムビジョンオブジェクト
カスタムビジョンオブジェクトの概要
カスタムビジョンオブジェクトは、それぞれの画像処理ロジックに基づいて、画像変換やモデル検出を行います。以降の説明を参考に設定を行って利用ください。
それぞれのオブジェクトの機能や特性により表示されるプロパティや操作などは異なります。"RC+ Extensions 8.0 5章 RC+ Extension カスタムビジョンオブジェクトの開発"やカスタムオブジェクトそれぞれの説明資料も合わせて参照ください。
カスタムビジョンオブジェクトのレイアウト
カスタムビジョンオブジェクトには、下に示すようにサーチウィンドウ、モデルウィンドウがあります。
カスタムオブジェクトによってはモデルウィンドウは表示されません。
画像変換をするカスタムビジョンオブジェクトやティーチを必要としないカスタムビジョンオブジェクトではモデルウィンドウは表示されません。
| 記号 | 説明 |
|---|---|
| a | シーケンスでのステップ番号 |
| b | オブジェクト名 |
| c | サーチウィンドウ |
| d | モデルウィンドウ |
カスタムビジョンオブジェクトのプロパティー
下の一覧は、カスタムビジョンオブジェクトのプロパティーを簡単に説明した概略です。各プロパティーの詳細は、以下を参照してください。
"Vision Guide 8.0 プロパティー&リザルトリファレンス"
カスタムオブジェクトによって表示されるプロパティは変化します。カスタムオブジェクトの特性に応じて必要なプロパティのみが表示されます。
| プロパティー | 説明 |
|---|---|
| AbortSeqOnFail | オブジェクトの実行に失敗した (不良判定になった)とき、直ちにシーケンス全体を中断し、それ以降のオブジェクトを処理しないように指定 デフォルト: False |
| Accept | 対象物が検出されたと判断するための形状スコアの値を指定 対象物のスコアが設定値を超えているものを検出します。設定値を低く設定すると、誤検出の原因となります。 デフォルト: 700 |
| Caption | 見出しをカスタムビジョンオブジェクトに割りあてる |
| CurrentResult | オブジェクトウィンドウのリザルトリストに表示するリザルト、または、1つのサーチウィンドウ内にある対象物などの複数のリザルトを、システムが検出する設定のときにデータを返すリザルトを定義 |
| Description | ユーザー指定の説明を設定 デフォルト: 空欄 |
| Enabled | このオブジェクトを実行するかを指定 デフォルト: True |
| FailColor | オブジェクトの検出不良時の色を選択 |
| Graphics | 表示するグラフィックを指定 |
| LabelBackColor | オブジェクトラベルの背景の色を設定 |
| ModelWin | 実行時のみ 1コールでモデルウィンドウの左端, 上端, 高さ, 幅のパラメーターを設定、または返す |
| ModelWinCenterX | モデルウィンドウの中心のX座標値を定義 |
| ModelWinCenterY | モデルウィンドウの中心のY座標値を定義 |
| ModelWinHeight | モデルウィンドウの高さを定義 |
| ModelWinLeft | モデルウィンドウの最左端の位置を定義 |
| ModelWinTop | モデルウィンドウの最上端の位置を定義 |
| ModelWinWidth | モデルウィンドウの幅を定義 |
| Name | カスタムビジョンオブジェクトに独自のオブジェクト名を割りあてるデフォルト: Geom01 |
| NumberToFind | 作業中のサーチウィンドウで検出するオブジェクトの数を定義 (カスタムビジョンオブジェクトは一度に複数のオブジェクトを検出できます。) |
| PassColor | オブジェクト検出で良判定時の色を選択 |
| PassType | オブジェクト検出時の良否判定の条件を定義 デフォルト: SomeFound |
| SearchWin | 実行時のみ 1コールでサーチウィンドウの左端, 上端, 高さ, 幅、または、中心のX座標, 中心のY座標, 円内周の半径サイズ, 円外周の半径サイズのパラメーターを設定、または返す |
| SearchWinCenterX | 被検索領域の中心のX座標値を定義 |
| SearchWinCenterY | 被検索領域の中心のY座標値を定義 |
| SearchWinHeight | 被検索領域の高さを定義 (単位: ピクセル) |
| SearchWinLeft | 被検索領域の最左端を定義 (単位: ピクセル) |
| SearchWinTop | 被検索領域の最上端を定義 (単位: ピクセル) |
| SearchWinWidth | 被検索領域の幅を定義 (単位: ピクセル) |
| Sort | オブジェクトのリザルトを並び替える順番を選択 |
| ThresholdHigh | ThresholdLowプロパティーとともに、対象物 (オブジェクト)、背景、画像イメージのエッジを表すグレイレベル範囲を定義 デフォルト: 128 |
| ThresholdLow | ThresholdHighプロパティーとともに、対象物 (オブジェクト)、背景、画像イメージのエッジを表すグレイレベル範囲を定義 デフォルト: 0 |
カスタムビジョンオブジェクトのリザルト
下の一覧は、カスタムビジョンオブジェクトのリザルトを簡単に説明した概略です。各リザルトの詳細は、以下を参照してください。
"Vision Guide 8.0プロパティー&リザルトリファレンス"
カスタムオブジェクトによって表示されるリザルトは変化します。カスタムオブジェクトの特性に応じて必要なリザルトのみが表示されます。
| リザルト | 説明 |
|---|---|
| Angle | 検出されたパーツに関係する回転量を返す (最初に教示された方向に対して、パーツが持っている回転量を定義) |
| CameraX | カメラ座標系における検出パーツ位置の (モデル原点を基準にした)X座標を返す |
| CameraY | カメラ座標系における検出パーツ位置の (モデル原点を基準にした)Y座標を返す |
| CameraXYU | 実行時のみ カメラ座標系における検出パーツ位置のCameraX座標, CameraY座標, CameraU座標を返す |
| Found | オブジェクトが検出されたかどうか (対象物、またはパーツがAcceptプロパティーの現在の設定を超える形状スコア値を持っているかどうか)の値を返す |
| NumberFound | 検出されたオブジェクト数を返す (最低0個から、最高はNumberToFindプロパティーで設定した検出個数になります。) |
| Passed | 検出結果が良か否かを返す |
| PixelX | 検出パーツ位置の (モデル原点を基準にした)X座標をピクセルで返す |
| PixelY | 検出パーツ位置の (モデル原点を基準にした)Y座標をピクセルで返す |
| PixelXYU | 実行時のみ 検出パーツ位置のPixelX座標, PixelY座標, PixelU座標をピクセルで返す |
| RobotX | ロボット座標系における検出パーツの (モデル原点を基準にした)X座標位置を返す |
| RobotY | ロボット座標系における検出パーツの (モデル原点を基準にした)Y座標位置を返す |
| RobotU | ロボット座標系における検出パーツのU座標位置を返す |
| RobotXYU | 実行時のみ ロボット座標系における、検出パーツ位置のRobotX座標, RobotY座標, RobotU座標を返す |
| Scale | 倍率を返す |
| Score | 実行時に検出された対象物が、カスタムビジョンオブジェクトが検索するモデルに一致するレベルを表わすINTEGER数値を返す |
| ShowAllResults | 特定のビジョンオブジェクトのリザルトすべてを、表形式でダイアログに表示 リザルトの比較が簡単にできます。 |
| Time | オブジェクト処理に要した時間を返す (単位: ミリ秒) |
カスタムビジョンオブジェクトの使用方法
基本的には他のオブジェクトと使用方法は同じです。
詳細についてはそれぞれのカスタムビジョンオブジェクトの説明資料を参照ください。