パルスレンジによる動作エリアの設定 (各関節)
マニピュレーターの動作基本単位はパルスです。マニピュレーターの動作限界 (動作エリア)を、各関節のパルス下限値とパルス上限値 (パルスレンジ)で設定します。パルス値は、サーボモーターのエンコーダー出力で与えられます。
パルスレンジは、必ずメカストッパーの設定より内側に設定してください。
注意
- アーム4のパルスレンジは、最大値を越えて設定や使用をしないでください。アーム4には、メカストッパーがありません。最大パルスレンジを越えてアーム4を使用すると、ねじれや挟み込みにより機内配線が破損し、マニピュレーターの故障を引き起こす可能性があります。
機内配線のねじれは、アーム3カバーをはずして確認できます。
キーポイント
マニピュレーターは動作命令を受けると、命令された目的位置がパルスレンジ内にあるかどうかを動作前にチェックします。そして、設定されているパルスレンジ外に目的位置があった場合はエラーを発生し、動作しません。
[ツール]-[ロボットマネージャー]-[動作レンジ設定]パネルで設定します。また、[コマンドウィンドウ]で、Range命令による設定も可能です。
← 動作エリア アーム1最大パルスレンジ →