振動の分離

フレキシブル・フィーダー、カメラ、ロボット、ホッパーなどの取りつけを誤ると、最終的にシステムの性能を低下させる場合があります。システムを正常に動作させるために、関連機器が互いに干渉しないようにしてください。

動きのある装置が何台か並行して取りつけられ、互いの距離が近い場合、ある装置が他の装置の動きに影響されるのを防ぐために、振動を切り離す必要があります。また、2つ以上のフレキシブル・フィーダーが近くに設置されている場合、稼働中のフィーダーが、稼働していないフィーダーに影響する場合があります。このため、互いに干渉しないようお互いに十分に間隔をあけて設置してください。

悪い事例: 装置同士の干渉がある場合

良い事例: 装置同士の干渉がない場合

フレキシブル・フィーダーやその他の装置の振動によって、カメラが影響されないようにすることが重要です。ビジョンシステムが残留振動による影響を受けると、信頼性の低い座標データがロボットに送信されることになり、システム全体の性能が悪化します。
そのため、フレキシブル・フィーダーとカメラを同じ架台に設置しないでください。このように取りつけることができない場合は、振動が周囲の装置に影響しないようにするために、剛性が高く、十分な重さのある架台にカメラを取りつけてください。

悪い事例: フレキシブル・フィーダーの振動がカメラに干渉する場合

良い事例: フレキシブル・フィーダーの振動がカメラに干渉しない場合