リストア
Epson RC+ からコントローラー設定のリストアが可能です。
注意
- リストア時に使用するバックアップデータは、必ず同一のコントローラーのデータを使用してください。
- 保存されたファイルをエディターなどで変更しないでください。コントローラーへデータをリストアした場合のロボットシステムの動作が保証されません。
Epson RC+ メニュー-[ツール]-[メンテナンス]を選択し、[メンテナンス]ダイアログを表示します。
[コントローラー設定リストア(R)]ボタンをクリックし、[フォルダの参照]ダイアログを表示します。
バックアップデータが保存してあるフォルダーを指定します。
「B_コントローラー種別名_シリアル番号_日時」キーポイント
USBメモリーへのコントローラー設定バックアップ機能により、保存されたデータの指定も可能です。
[OK]ボタンをクリックし、リストアデータの選択ダイアログを表示します。
ロボット名, シリアル番号, キャリブレーションデータ
ロボット名, ロボットのシリアル番号, Hofsデータ, およびCalPlsデータをリストアします。誤ったHofsデータをリストアした場合、ロボットが正しい位置に動作しなくなるので注意してください。
デフォルトでは、チェックされていません。部品消耗管理設定
部品消耗管理情報のファイルもリストアを行います。
以下を参照してください。
アラーム機能
デフォルトでは、チェックされていません。
Epson RC+ メニュー- [セットアップ]- [システム設定]- [コントローラー]- [環境設定]- [ロボット部品消耗管理を有効]チェックボックスがチェックされた状態で、取得したバックアップデータをリストアする場合、このチェックボックスをチェックしないと部品消耗管理情報は反映されません。注意してください。プロジェクト
プロジェクト関係のファイルもリストアを行います。
デフォルトでは、チェックされていません。
プロジェクトのリストアを行った場合、バックアップ変数 (Global Preserve変数)の値は、すべて初期化されます。
バックアップ変数の値のリストア方法については、以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ ユーザーズガイド - [変数の表示] (実行メニュー)"Visionハードウェア設定
Visionハードウェア設定もリストアを行います。
以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ オプション Vision Guide"
デフォルトでは、チェックされていません。セキュリティー設定
セキュリティー設定もリストアを行います。
以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ ユーザーズガイド - セキュリティー"
デフォルトでは、チェックされていません。力覚センサーI/Fユニット構成
力覚センサーI/Fユニット設定もリストアを行います。
以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ オプション Force Guide"
デフォルトでは、チェックされていません。パスワード認証設定
PC接続認証設定もリストアを行います。
PC接続認証パスワード、および接続認証無効化設定がリストアされます。
デフォルトでは、チェックされていません。Safety基板設定
安全機能マネージャーが起動し、Safety基板をリストアします。詳細は以下のマニュアルを参照してください。
"ロボットコントローラー 安全機能マニュアル"
このデータは、Safety基板を搭載したコントローラーをお使いの場合のみ、チェックできます。デフォルトでは、チェックされていません。
[OK]ボタンをクリックし、システム情報をリストアします。
キーポイント
コントローラー設定バックアップで保存したシステム構成は、同一システムでのみリストア (コントローラー設定リストア)を行ってください。
異なるシステムの情報をリストアしようとした場合、以下の警告ダイアログが表示されます。
コントローラーの置き換えなど、特殊な場合をのぞき、[いいえ]ボタンをクリックし、リストアしないでください。
対象コントローラーに、サポートしていないロボット情報を含むバックアップをリストアすると、エラーが発生します。
「ロボット名, シリアル番号, キャリブレーションデータ」と、「Safety基板設定」を別々にリストアすると、コントローラーを起動したときにエラーが発生することがあります。
エラー発生時は、以下のマニュアルを参照して対処してください。
“ステータスコード / エラーコード 一覧”
リストア時、IPアドレス上書きによる不測の通信断等を防止するため、IPアドレスはリストアされません。コントローラに設定されている、直前のIPアドレスが保持されます。