各部の名称と機能
RC800L
[ a ] 銘板ラベル
コントローラーのシリアルNo.や、その他の情報が記載されたラベルです。
[ b ] 7セグメント表示
4桁の7セグメントLEDで、行番号, コントローラー状態 (エラー番号, ワーニング番号, 非常停止や安全扉の状態)を表示します。
以下を参照してください。
LED & 7セグメントLED
[ c ] M/C POWERコネクター(コネクター部にカバー金具があります)
マニピュレーターの動力供給用コネクターです。
マニピュレーター付属のパワーケーブルを接続してください。
コネクターの挿抜は、必ず電源をオフしてから行ってください。
クランプ部をねじ留め(1箇所)して、ケーブルの引き回しを固定してください。
コネクター部にカバー金具をねじ留め(3箇所)してください。
記号 説明 a クランプ部ねじ位置(1箇所) b カバー金具ねじ位置(3箇所)
[ d ] M/C SIGNALコネクター
マニピュレーターのモーター位置検出器などの信号用コネクターです。
マニピュレーター付属のシグナルケーブルを接続してください。
コネクターの挿抜は、必ず電源をオフしてから行ってください。
コネクターは、カチッと音がするまで差し込んでください。
[ e ] 接続先シリアルNo.ラベル
接続するマニピュレーターが記載されたラベルです。
マニピュレーターの型式とシリアルNo. が記載されています。
| MANIPULATOR |
|---|
| LVxxxx0000 |
[ f ] TPポート
オプションのティーチペンダント (TP2)、またはTPバイパスプラグを接続するためのポートです。
以下を参照してください。
TPポート
キーポイント
RC800LのTPポートには、以下を接続しないでください。信号配置が異なるため装置が故障する可能性があります。
- OPTIONAL DEVICE ダミープラグ
- オペレーションペンダント OP500
- オペレーターペンダント OP500RC
- ジョグパッド JP500
- オペレーターパネル OP1
- Teach Pendant TP1/ TP3/ TP4
- Hot Plug Kit
[ g ] フィールドバスI/O
オプションのフィールドバスI/Oの接続に使うコネクターです。
[ h ] トリガースイッチ
USBメモリーへのコントローラー設定バックアップ機能のためのスイッチです。
以下を参照してください。
メモリーポート
[ i ] メモリーポート
市販のUSBメモリーを接続し、コントローラー設定バックアップ機能を利用するためのポートです。
USBメモリー以外のUSB機器は、接続しないでください。
以下を参照してください。
メモリーポート
[ j ] 開発用PC接続専用USBポート
コントローラーと開発用PCを、USBケーブルで接続するためのポートです。
開発用PC以外の機器は、接続しないでください。
以下を参照してください。
開発用PCとコントローラーの接続
[ k ] I/Oコネクター
外部入出力機器を接続するコネクターです。入力24点、出力16点までを接続することができます。
以下を参照してください。
I/Oコネクター
[ l ] LAN (Ethernet通信)ポート
コントローラーと開発用PCを、Ethernetケーブルで接続するためのポートです。
以下を参照してください。
LAN (Ethernet通信) ポート
[ m ] AC電源
AC 200V系電源を入力するためのコネクターです。
以下を参照してください。
電源 - AC電源ケーブル
[ n ] POWERスイッチ
コントローラーの電源スイッチです。
[ o ] 安全I/Oコネクター
非常停止、セーフガードなどの安全に関わる入力信号と、安全PLCなどに接続できる出力信号のコネクターです。
以下を参照してください。
安全I/Oコネクター
[ p ] 非常停止入力コネクター
非常停止信号を入力するための、専用の接続コネクターです。
以下を参照してください。
非常停止入力コネクター
[ q ] 冷却ファンフィルター
防塵用のフィルターです。冷却ファンの手前に取りつけられています。
冷却ファンがないコントローラーもフィルターが取りつけられています。
フィルターは、定期的に汚れ具合を点検し、必要に応じて清掃を行ってください。
フィルターを汚れたままにしておくと、コントローラー内部の温度が上昇し、ロボットシステムが正常に動作しない場合があります。
[ r ] LED
現在の操作モードに対応したLEDが点灯します。
(TEST, TEACH, AUTO, PROGRAM)
以下を参照してください。
LED & 7セグメントLED
ロックアウト用機構
RC800Lコントローラーには、ロックアウト用機構はありません。
メンテナンスなど、AC電源入力部を非通電の状態にして作業を行うときは、電源ケーブルで使用している断路装置に、ロックアウトやタグアウトを行ってください。
ケーブル接続
接続例
コントローラーとマニピュレーターの接続
コントローラーとマニピュレーターの接続にはパワーケーブルとシグナルケーブルを使用します。
警告
- ケーブルの接続や取りはずしをするときは、必ずコントローラーの電源をオフし、電源プラグを抜くなど、AC電源入力部が非通電の状態で行ってください。 電源を入れたままで行うと、感電や故障などの危険があります。
- ケーブルは確実に接続してください。また、ケーブルは強度のあるケーブルカバーを使って保護をし、重い物を載せたり極端に曲げたり、無理に引っぱったり、挟んだりしないでください。ケーブルの損傷, 断線, 接触不良の原因となり、システムが正常に動作しない可能性や、感電の危険があります。
注意
- コントローラーには、対応するマニピュレーターのシリアルNo.が記載されています。接続関係を間違えないでください。接続関係を間違えると、ロボットシステムが正常に動作しないばかりでなく、安全上の問題を引き起こす可能性があります。
- マニピュレーターとコントローラーの接続を行うときは、接続関係を間違えないでください。接続関係を間違えると、ロボットシステムが正常に動作しないばかりでなく、重大な安全上の問題を引き起こす可能性があります。マニピュレーターとコントローラーの接続方法は、コントローラーにより異なります。
マニピュレーターの型式や各種設定値は、コントローラーに記憶されています。このため、コントローラーフロント面の接続先シリアルNo.ラベルに記載されているシリアルNo.のマニピュレーターを接続してください。
キーポイント
マニピュレーターのシリアルNo.は、マニピュレーターの銘板に記載されています。以下のマニュアルを参照してください。
"マニピュレーターマニュアル"
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