DiffToolOrientation関数

指定された2つのポイントで実現されるそれぞれのツール姿勢の変化量を表すため、ツール座標系の各座標軸のなす角度 (単位: 度)を返します。

書式
DiffToolOrientation (ポイントデータ1, ポイントデータ2 , 軸番号)

パラメーター

ポイントデータ1
1つ目のポイントデータを指定します。
ポイントデータ2
2つ目のポイントデータを指定します。
軸番号
角度変化量を求めるツール座標系の座標軸を指定します。

定数
COORD_X_PLUS 1: +X軸
COORD_Y_PLUS 2: +Y軸
COORD_Z_PLUS 3: +Z軸
COORD_ALL 4: 任意軸

戻り値
角度 (0~180度の実正数値)

解説
指定された2つのポイントデータのそれぞれで実現されるツール姿勢がなす姿勢変化量を、指定されたツール座標系の座標軸がなす角度 (0~180度の実正数値)によって返します。結果はポイントデータ1, 2の順番には影響を受けません。また、結果は2点間の原点の位置関係 (X, Y, Zの座標値)には影響を受けません。

COORD_ALLを指定した場合、任意軸回りの回転量を返します。任意軸とは、2つの姿勢 (U, V, W)があるとき、仮想的な軸 (1本の直線)回りに、1度の回転で移動可能である軸のことです。各軸に限定せず、総合的な回転角度を求める場合に使用します。

注意


  • 使用可能なコントローラーについて

    T/VTシリーズでは、軸番号にCOORD_ALLを指定することはできません。


DiffToolOrientation関数使用例

'ポイントP1とP2のツール座標Z軸がなす角度を表示します。

Print DiffToolOrientation(P1, P2, COORD_Z_PLUS)