入力

リモート入力は、機能ごとに定められた有効条件を満たすときに、信号を入力することによって、マニピュレーターに対して外部から操作を可能にするものです。

外部からのリモート入力を受付可能にするためには、リモート機能を割りあてる他に、コントロールデバイスをリモートに設定する必要があります。外部からのリモート入力を受付可能な場合、 “AutoMode出力”がオンになります。

“SelProg”以外の信号は、信号の立ち上がりで入力受付条件が成立している場合に、各機能を実行します。機能は自動的に実行されるため、特別なプログラムを作成する必要はありません。

キーポイント


  • エラーが発生したら、リモート入力コマンドを実行する前に、“Reset”を実行してエラー状態をクリアしてください。リモート装置がエラー状態をモニターしてクリアするためには、 “Error出力”と“Reset入力”を使用してください。
  • リモート入力コマンドが入力受付条件を満たしていない場合、CmdError信号が出力されます。CmdError信号は、リモートI/O出力信号のデフォルトに設定されていません。リモート機能を使用する場合は、リモートI/O出力信号にCmdError信号を設定してください。
機能名称 初期設定 内容 入力受付条件(*1)
Start 0 SelProgで選択しているファンクションを実行 (*2)(*13)

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

SelProg1 1 実行するMainファンクション番号指定 (*2)
SelProg2 2
SelProg4 3
SelProg8 未設定
SelProg16 未設定
SelProg32 未設定
Stop 4 すべてのタスクと命令を中断
Pause 5 全タスクを一時停止 (*3) Running出力 オン
Continue 6 一時停止中のタスクを継続実行

Paused出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

Reset 7 非常停止解除とエラー解除 (*4) Ready出力 オン
Shutdown 未設定 システムを終了
ForcePowerLow 未設定

強制ローパワー機能として動作

ロボットはローパワーで動作

コマンドなどでのPower High制御を受けつけない

コントローラーの環境設定の設定により、以下の動作を実行

すべてのタスクと命令の停止、または一時停止

(*12)

常時

AutoMode出力がオフでも本入力は受けつけられます。

SelRobot 未設定 MotorsOn, AtHome, PowerHigh, MCalReqdの出力条件を変更 (*9)

SelRobot1

SelRobot2

SelRobot4

SelRobot8

SelRobot16

未設定 コマンド実行するロボット番号指定 (*5)
SetMotorsOn 未設定 ロボットのモーターをオン (*5) (*6)

Ready出力 オン

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

SetMotorsOff入力 オフ

SetMotorsOff 未設定 ロボットのモーターをオフ (*5) Ready出力 オン
SetPowerHigh 未設定 ロボットのパワーモードをHighに設定 (*5)

Ready出力 オン

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

SetPowerLow入力 オフ

SetPowerLow 未設定 ロボットのパワーモードをLowに設定 (*5) Ready出力 オン
Home 未設定 ロボットアームをユーザー定義のホーム位置まで移動

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

MotorsOn 出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

MCal 未設定 MCalを実行 (*5) (*7)

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

MotorsOn 出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

Recover 未設定 安全扉が閉められた後、安全扉開放時の位置への復帰動作を実行

Paused出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

RecoverReqd出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

ExtCmdSet 未設定

拡張リモートIOコマンドです。

詳細は、以下のマニュアルを参照してください。リモートコントロールリファレンス

- 使用するリモートI/O

ExtRespGet 未設定
ExtCmdReset 未設定
ResetAlarm 未設定 アラーム解除 (*11)

SelAlarm1

SelAlarm2

SelAlarm4

SelAlarm8

未設定 アラーム解除するアラーム番号指定 (*10)
ALIVE 未設定

コントローラーの死活監視を行うための入力信号

入力と同じ信号が出力側ALIVEに出力されます。マスター機器は周期的に入力を切り替え、出力される信号をチェックすることで、コントローラーの死活監視を行うことができます。

ExtCmd_0-15 未設定

拡張リモートIOコマンドです。

詳細は、以下のマニュアルを参照してください。リモートコントロールリファレンス

- 使用するリモートI/O

ExtCmd_16-31 未設定
ExtCmd_32-47 未設定
ExtCmd_48-63 未設定
ExtCmd_64-79 未設定
ExtCmd_80-95 未設定
ExtCmd_96-111 未設定
ExtCmd_112-127 未設定

(*1) “AutoMode出力オン”は、すべてに共通な入力受付条件なため、記載を省略してあります。
(*2) “Start入力”は、“SelProg1, 2, 4, 8, 16, 32”の6ビットで指定されたファンクションが実行されます。

ファンクション名 SelProg1 SelProg2 SelProg4 SelProg8 SelProg16 SelProg32
Main 0 0 0 0 0 0
Main1 1 0 0 0 0 0
Main2 0 1 0 0 0 0
Main3 1 1 0 0 0 0
:
Main60 0 0 1 1 1 1
Main61 1 0 1 1 1 1
Main62 0 1 1 1 1 1
Main63 1 1 1 1 1 1

0=OFF, 1=ON

(*3) “NoPauseタスク”, “NoEmgAbortタスク”は一時停止しません。詳細は、ヘルプ、またはEpson RC+ ランゲージリファレンスの“Pause”を参照してください。
(*4) I/O出力のオフやロボットパラメーターの初期化も行われます。詳細は、ヘルプ、またはEpson RC+ ランゲージリファレンスの“Reset”を参照してください。
(*5) “SelRobot1, 2, 4, 8, 16”の5ビットで指定された値が、ロボット番号に該当します。

ロボット番号 SelRobot1 SelRobot2 SelRobot4 SelRobot8 SelRobot16
0(All) 0 0 0 0 0
1 1 0 0 0 0
2 0 1 0 0 0
3 1 1 0 0 0
13 1 0 1 1 0
14 0 1 1 1 0
15 1 1 1 1 0
16 0 0 0 0 1

0=OFF, 1=ON
(*6) ロボットパラメーターの初期化も行われます。詳細は、ヘルプ、またはEpson RC+ ランゲージリファレンスの“Motor”を参照してください。
(*7) 詳細は、ヘルプ、またはEpson RC+ ランゲージリファレンスの“MCal”を参照してください。
(*8) 上級者向けの入力です。入力の仕様を十分理解した上で使用してください。本入力に対しては、CmdRunning出力、およびCmdError出力は変化しません。“NoEmgAbortタスク”は中断しません。
入力がオンからオフに変化した場合も、すべてのタスクと命令を中断します。
(*9) MotorsOn, AtHome, PowerHigh, MCalReqdの出力条件の切り替えを行います。
SelRobot-SelRobot16で条件の選択を行い、この信号をセットすることにより、出力条件を切り替えます。
1度選択を行うと、再度切り替えを行うか、コントローラーの電源がオフされるか、再起動されるまで、条件は保持されます。デフォルトは、全ロボット選択です。
(*10) “SelAlarm1, 2, 4, 8”の4ビットで指定された値が、アラーム番号に該当します。

アラーム

番号

アラーム対象 SelAlarm1 SelAlarm2 SelAlarm4 SelAlarm8
1 コントローラーバッテリー 1 0 0 0
2 CUに接続されているロボットのバッテリー 0 1 0 0
3 CUに接続されているロボットのグリス 1 1 0 0
4 0 0 1 0
5 1 0 1 0
6 0 1 1 0
7 1 1 1 0
8 0 0 0 1
9 1 0 0 1

0=OFF, 1=ON
グリスアップの対象は、以下の通りです。6軸ロボット: 第6関節の傘歯車
スカラロボット, RS シリーズ: 第3関節のボールねじスプラインユニット

(*11) SelAlarm1-SelAlarm8で条件の選択を行い、この信号をセットすることにより、指定のアラームを解除します。
(*12) コントローラー環境設定の設定値により、すべてのタスクと命令、ロボットのパワーモード、PowerHighコマンドの動作を実行します。

  • 環境設定(1): “ForcePowerLow信号OFFでLowパワー”
  • 環境設定(2): “ForcePowerLow信号変化時、タスクを一時停止する”

コントローラーの環境設定の詳細ついては、以下を参照してください。
"Epson RC+ユーザーズガイド - [システム設定] (セットアップメニュー)」の[セットアップ]-[システム設定]-[コントローラー] -[環境設定]"

環境設定 (1) 環境設定 (2) ForcePowerLow信号変化

すべてのタスクと

命令

ロボットの

パワーモード

PowerHigh

コマンド

0 0 1→0 停止 Lowのみ 受けつける
0 0 0→1 停止 Lowのみ 受けつけない
0 1 1→0 動作継続 High/Low 受けつける
0 1 0→1 一時停止 Lowのみ 受けつけない
1 0 1→0 停止 Lowのみ 受けつけない
1 0 0→1 停止 Lowのみ 受けつける
1 1 1→0 一時停止 Lowのみ 受けつけない
1 1 0→1 動作継続 High/Low 受けつける

(*13) SPEL+プログラムのRestart命令とリモート入力のStart信号を同じタイミングで実行しないでください。プログラムを2重で実行すると、2503エラーが発生する可能性があります。