偏心量とInertia設定

注意


負荷 (ハンド+ワーク)の偏心量は、必ず200 mm 以下にしてください。LS50-Cシリーズは、200 mm を超える偏心量に対応するように設計されていません。また、必ず偏心量に応じた値を設定してください。偏心量パラメーターに実際の偏心量より小さな値を設定すると、エラーの発生や衝撃の原因となり、十分な機能が発揮できないばかりか、部品の寿命が低下したり、ベルトの歯飛びによる位置ずれが発生する可能性があります。

LS50-Cシリーズの許容する負荷の偏心量は、定格が0 mm、最大で200 mmです。負荷の偏心量が定格を超える場合は、Inertia命令の偏心量パラメーターの設定変更を行います。設定変更を行うと、「偏心量」に応じたマニピュレーターのPTP動作時最大の加減速度が自動的に補正されます。

記号 説明
a 回転軸
b 負荷重心位置
c 偏心量