アームに取りつけた負荷の質量

カメラやエアバルブなどをアームに取りつける場合は、その質量をシャフトの等価質量に換算し、シャフトに取りつけた負荷の質量に加算して「ハンド質量」パラメーターを設定します。

等価質量の計算式

カメラやエアバルブなどをアームに取りつける場合は、その質量をシャフトの等価質量に換算し、シャフトに取りつけた負荷の質量に加算して「ハンド質量」パラメーターを設定します。
また、アーム2側ユーザーコネクター付近に外部配線ユニット(ケーブル類をのぞく)を取つけた場合、シャフトの等価質量換算値に0.16 kgを加えてください。

等価質量の計算式
WM=M×(LM+L1)2/(L1+L2)2
WM: 等価質量
M: アームに取りつけた負荷の質量
L1: アーム1長さ
L2: アーム2長さ
LM: 第2関節回転中心からアームに取りつけた負荷の重⼼までの距離

例:
負荷質量W=2 kgをつけたLS50-Cのアーム2先端(第2関節回転中⼼から 500 mmとする)に、1 kgのカメラをつけた場合の「ハンド質量」パラメーターを算出します。
W=2
M =1
L1=550
L2=450
LM=500
WM=1×(500+550)2/(450+550)2=1.11 (小数点以下二桁まで切り上げ)
W+WM=2+1.11=3.11

[ハンド質量]パラメーターに “3.11” を設定します。

記号 説明
a シャフト
b カメラ全体の質量
c 第1関節
d 第2関節