I/Oのリモート設定
入出力信号の機能とタイミングについて説明します。
標準I/O, 拡張I/O, フィールドバスI/Oに、リモート機能を割りあてることにより、ユーザーが用意する操作装置、またはシーケンサーなどから、ロボットシステムをコントロールすることができます。
初期設定において、入力番号0~7, 出力番号0~8のI/Oには、リモート機能が割りあてられています。
外部からのリモート入力を受付可能にするためには、リモート機能を割りあてる他に、コントロールデバイスをリモートに設定する必要があります。
リモート機能を割りあてるI/O番号は、ユーザーが任意に変更できます。
設定方法は、以下のマニュアル、またはオンラインヘルプを参照してください。
"Epson RC+ ユーザーズガイド - リモートコントロール"
注意
I/Oをリモート設定にして使用する場合は、以下の点に注意してください。条件を満たさないまま使用すると、システムの故障や、安全上の問題を引き起こす可能性があります。
- この信号は安全信号ではありません。安全関連機能には使用しないでください。
- 設定を行うときは、機能の割りあてと配線の関係を間違えないでください。
- 通電前に必ず機能と配線の対応関係を確認してください。
- 動作確認を行うときは、設定、または配線ミスがあることを予測しておいてください。設定、または配線ミスにより、マニピュレーターが異常な動作を行ったときは、迷わず非常停止スイッチを押すなどして、マニピュレーターの動作をただちに止めてください。
キーポイント
仮想I/Oモードを有効にしている場合でも、リモート機能は有効です。
I/Oのリモート設定をする場合、設定内容を記録するか、ファイルデータとして残してください。
フィールドバスI/Oにリモート機能を割りあてた場合、その応答性はフィールドバスの通信速度により、異なります。フィールドバスの応答性については、以下のマニュアルを参照してください。
"ロボットコントローラー オプション フィールドバスI/O"