Input

ディスプレイデバイスから入力を受け取り、変数に保存します。

書式
Input 変数名 [ , 変数名, 変数名,... ]

パラメーター

変数名
変数名を指定します。複数の変数を指定するときは、","で区切ります。この場合の","をデリミターと呼びます。

解説
ディスプレイデバイスからデータを受け取り、指定された変数に代入します。

命令の実行時には、ディスプレイデバイスにプロンプト"?"が表示されます。データを入力後、キーボードでリターンキーを押します。

注意


  • 数値入力の規則

    数値入力をする場合、デリミター以外の非数値データがあると、その非数値データと、それ以降のデータは切り捨てられます。

  • 文字列入力の規則

    文字列に代入するときは、数字とアルファベットが文字として扱われます。

  • その他の Input 命令に関する規則

    • 複数の変数を代入先に指定するときは、それぞれに代入する数値データは、必ずデリミター","で区切ります。
    • 数値変数と文字列変数を指定することができますが、入力データ型は代入先の変数型に適合していなければなりません。

起こりやすいエラー

  • 指定された変数の数と入力データの数が合わないとき

    複数の変数を指定すると、入力データの数は指定された変数の数と一致しなければなりません。命令で指定された変数の数とキーボードから受け取った数値データの数が合わないと、エラー2505になります。

参照
Input #, Line Input, Line Input #, Print, String

Input使用例
下記は、簡単なInputステートメントの例です。

Function InputNumbers
    Integer A, B, C

    Print "Please enter 1 number"
    Input A
    Print "Please enter 2 numbers separated by a comma"
    Input B, C
    Print "A = ", A
    Print "B = ", B, "C = ", C
Fend

上記のプログラムを走らせると、次のセッションが行われます。

Please enter 1 number
?-10000
Please enter 2 numbers separated by a comma
?25.1, -10000
A = -10000
B = 25 C = -10000