VRユニットの取りつけ
VRTパラメーターを正確に取得するには、振動が発生している場所にVRユニットを取りつけて、状況を確認します。振動がほとんど発生していない場所にVRユニットを取りつけると、誤ったパラメーターが出力されたり、出力されるパラメーターが安定しない場合があります。
VRユニットは、次の方法で取りつけることができます。
- 両面テープ
- ねじ
両面テープによる取りつけ
- VRユニットの設置面側に、直接両面テープを貼りつけます。
- 測定対象の振動が発生している場所 (平面部分)に、VRユニットを直接貼りつけます。
- 貼りつけたユニットが、左右に動かないことを確認します。
キーポイント
両面テープの接着力が弱すぎると、測定精度が低下する場合があります。また、粘着力が強すぎると、対象物の塗装面が剥がれる場合があります。両面テープを使用する前には、粘着力を必ず確認してください。
市販品では、"一般タイプ"の粘着力の両面テープを使用してください。
| 記号 | 説明 |
|---|---|
| a | 両面テープ |
| b | 設置面 |
ねじによる取りつけ
測定対象の振動が発生している場所のねじ穴部分に、ねじ* を取りつけ、スパナなどを使用して、しっかりと固定します。
* 同梱されているねじはM3, M4 各1個です。どちらかを使用してください。
VRユニットのねじ穴に、手順 1.で固定した ねじを、ねじ込み固定します。
スパナなどを使用して、ねじに取りつけたVRユニットを、ナットでしっかりと固定します。
キーポイント
手順 1.で固定したねじに対して、VRユニットを3回転程度ねじ込んでください。VRユニットが左右に揺れたり、回転するなど、がたつきがないようにしてください。
| 記号 | 説明 |
|---|---|
| a | ナット |
| b | ねじ (六角支柱) |
| c | 設置面 |