VRユニットの取りつけ

VRTパラメーターを正確に取得するには、振動が発生している場所にVRユニットを取りつけて、状況を確認します。振動がほとんど発生していない場所にVRユニットを取りつけると、誤ったパラメーターが出力されたり、出力されるパラメーターが安定しない場合があります。

VRユニットは、次の方法で取りつけることができます。

  • 両面テープ
  • ねじ

両面テープによる取りつけ

  1. VRユニットの設置面側に、直接両面テープを貼りつけます。
  2. 測定対象の振動が発生している場所 (平面部分)に、VRユニットを直接貼りつけます。
  3. 貼りつけたユニットが、左右に動かないことを確認します。

キーポイント


両面テープの接着力が弱すぎると、測定精度が低下する場合があります。また、粘着力が強すぎると、対象物の塗装面が剥がれる場合があります。両面テープを使用する前には、粘着力を必ず確認してください。

市販品では、"一般タイプ"の粘着力の両面テープを使用してください。

記号 説明
a 両面テープ
b 設置面

ねじによる取りつけ

  1. 測定対象の振動が発生している場所のねじ穴部分に、ねじ* を取りつけ、スパナなどを使用して、しっかりと固定します。

    * 同梱されているねじはM3, M4 各1個です。どちらかを使用してください。

  2. VRユニットのねじ穴に、手順 1.で固定した ねじを、ねじ込み固定します。

  3. スパナなどを使用して、ねじに取りつけたVRユニットを、ナットでしっかりと固定します。

キーポイント


手順 1.で固定したねじに対して、VRユニットを3回転程度ねじ込んでください。VRユニットが左右に揺れたり、回転するなど、がたつきがないようにしてください。

記号 説明
a ナット
b ねじ (六角支柱)
c 設置面