概要
Vision Guide 8.0では、プログラミングを最小限にとどめながら、SPEL+言語から、ビジョンシーケンス、ビジョンオブジェクトとキャリブレーションを操作できるようにしています。
ほとんどのアプリケーションでは、ポイント クリック インタフェースで作成されたビジョンシーケンスによって、大抵の作業が実行できます。SPEL+からシーケンスを実行し、その実行結果を利用してロボットガイダンスやパーツ検査等を、簡単に行うことができます。
このようなタイプの設計によって、アプリケーションエンジニアは、実際にアプリケーションを設計する前に、プログラミングに必要なシーケンスを作成することができます。したがって、作業の見積りをする前に、視野や精度等の確認ができ、設計時には、実際のプロジェクトで作成されたシーケンスを使用することができることになります。
Vision Guide 8.0は、ロボットコントローラーで実行されるSPEL+言語のコマンドによってサポートされています。ポイント クリック インタフェースでビジョンシーケンスを作成したら、これらのシーケンスをSPEL+プログラムで実行して、リザルトを得ることができます。また、ビジョンシーケンスとオブジェクトのプロパティーを表示したり、設定したりすることもできます。
本章では、SPEL+プログラムでのVision Guide 8.0コマンドの使用方法について説明します。