EndStatusData リザルト

解説
汎用シーケンスについて、終了状態の失敗理由を返します。

用法
FGGet Sequence.EndStatusData, iVar

  • Sequence
    汎用シーケンス名、または汎用シーケンス名を示す文字列変数

  • iVar
    返される値を示す整数型変数


iVar

Bit 結果
0 AbortSeqOnFailがTrueであるオブジェクトが失敗した。
1 開始位置姿勢 (X, Y, Z, U, V, W)が、指定された範囲から逸脱している
2 開始アーム姿勢 (Hand, Elbow, Wrist)が、指定されたアーム姿勢と異なる

詳細説明
汎用シーケンスについて、終了状態の失敗理由を返します。
AbortSeqOnFailは、フォースガイドオブジェクトが失敗したとき、シーケンスを終了するか継続するかを指定するプロパティーです。AbortSeqOnFailが“True”であるフォースガイドオブジェクトが失敗した場合は、汎用シーケンスも失敗となります。
開始位置姿勢 (X, Y, Z, U, V, W)は、PosCheckEnabledプロパティーが“True”である場合に確認されます。
シーケンス開始時の位置姿勢が、StartCheckPointプロパティーで指定されたポイントから、StartPntTolLocalで指定された座標系において、X方向にStartPntTolXで指定された値以上離れるか、Y方向にStartPntTolYで指定された値以上離れるか、Z方向にStartPntTolZで指定された値以上離れるか、回転方向にStartPntTolRotで指定された角度以上離れている場合、汎用シーケンスは失敗となります。失敗の場合、フォースガイドオブジェクトは実行されません。
開始アーム姿勢 (Hand, Elbow, Wrist)はOrientCheckEnabledプロパティーが“True”である場合に確認されます。シーケンス開始時のアーム姿勢がStartCheckPointプロパティーで指定されたポイントのアーム姿勢と異なる場合、汎用シーケンスは失敗となります。この場合、フォースガイドオブジェクトは実行されません。

使用例
FGGetでリザルトを取得する簡単なプログラム例です。

Function EndStatuDataTest
  Integer iVar

  Motor On

  FGRun Sequence1
  FGGet Sequence1.EndStatusData, iVar  ' EndStatusDataの取得
  Print iVar
Fend

参照
FGGet, 汎用シーケンス