設計と設置上の注意

ロボットシステムに関する設計や設置は、当社、および販売元が行っている、導入トレーニングを受けた方が行ってください。
設計を行う方は、以下のマニュアルを参照してください。
"安全マニュアル"
"コントローラーマニュアル"
"マニピュレーターマニュアル"

据えつけに関する注意事項は、以下を参照してください。
環境と設置
据えつけを行う前に、必ずお読みいただき、注意事項にしたがって安全に作業を行ってください。

ボールねじスプラインの強度について

ボールねじスプラインに許容曲げ荷重以上の負荷がかかると、軸の変形や折損により正常に動作しなくなる可能性があります。
ボールねじスプラインに、許容値を超えた荷重がかかった場合は、ボールねじスプラインユニットの交換が必要になります。
許容荷重は、荷重がかかる距離によって異なります。以下を参考に計算してください。

許容曲げモーメント
GX4: M=13,000 N∙mm

計算例: スプラインナット端部より100 mm の位置に130 N の荷重がかかる場合

発生モーメント
M=F∙L=100∙130=13,000 N∙mm

記号 説明
a スプラインナット端部