FmtStr

数値式、または日付/時刻式をフォーマットします。

書式
FmtStr 書式指定する式, 書式指定文字列, 出力文字列変数

パラメーター

書式指定する式: 書式指定する数値式、または日付/時刻式を指定します。
日付/時刻式は、"yyyy/mm/dd hh:nn:ss"で指定してください。
書式指定文字列: 書式指定文字列を指定します。
出力文字列変数: 出力文字列変数を指定します。

解説
書式設定文字列にしたがって、書式設定された文字列を返します。

数値書式指定子

None: フォーマットなしでそのまま番号を表示します。
(0): 桁位置を示す桁表示子です。数値またはゼロを表示します。数値式に含まれる10進数を、書式指定文字列の"0"のところに表示します。それ以外の場合は、その位置に"0"を表示します。数値の桁数が、書式指定文字列の (小数点の前後いずれかにおける)"0"の数より少ない場合は、先頭ないしは後方の"0"をいくつか表示します。もし、数値の小数点の右側の桁数が、書式指定文字列の小数点の右側にある"0"の数より多い場合は、"0"の数に合わせて数値の桁数を丸めます。また、数値の小数点左側の桁数が、書式指定文字列の小数点左側にある"0"の数より多い場合は、その余分な桁をそのまま表示します。
(#): 桁位置を示す桁表示子です。数値を示すか、何も表示しないかのいずれかを行います。数値式の10進数を書式指定文字列の"#"の位置に表示しますが、それ以外の場合は、その位置に何も表示しません。この文字 (#)は、0桁表示子のような役目をしますが、数値の桁数が書式指定文字列の小数点の左右にある"#"の数と同じか、それより少ない場合は、先頭ないしは後方の"0"は表示されません。
(.): 小数点位置を表示し、小数点の左右にいくつの桁を表示するか設定します。ローカルによっては、カンマで小数点を示すものもあります。書式指定文字列中、この (.)の左に数字しかない場合は、1より小さい数字が小数点をあたまに始まり、表示されます。先頭のゼロを表示するには、"0"を小数点の左に使います。書式指定されて出力されてくる値で小数点を示す文字は、使用するWindowsが認識する数値フォーマットによります。
(,): 数値を1000で区切る千桁区切り子です。ローカルによっては、ピリオドを用います。小数点の左に4桁以上ある数値で、千ずつ区切るのに使います。標準的な使い方は、書式指定文字列が左右に桁表示子 (0 または #)をともなう千桁区切り子 (,)を含んでいると指定されます。小数の指定があるなしにかかわらず、小数点のすぐ左に、千桁区切り子が2つ並んでいる場合、または単独で使われている場合、「その数値を1000で割って、必要ならば四捨五入せよ」という書式指定を意味します。例えば、書式指定文字列 "##0,," は、1億を"100"と表示せよ、という意味になります。百万より小さい数値は"0"と表示されます。小数点のすぐ左隣以外の位置に千桁区切り子が2つ並んで置かれると、単に千桁を区切るために使われます。書式指定された出力値で実際に千桁区切り子として使われる文字は、使用するWindowsが認識する数値フォーマットによります。

日付/時間書式指定子

(:): 時刻区切りです。ローカルによっては、他の文字が用いられることがあります。時刻区切りは、時間値が書式指定されたとき、時, 分, 秒の値を区切ります。書式指定された出力で実際に使われる文字は、Windowsの設定によって異なります。
(/): 日付区切り子です。ローカルによっては、他の文字が用いられることがあります。日付区切り子は、日付値が書式指定されたとき、日, 月, 年の値を区切ります。書式指定された出力で実際に使われる文字は、Windowsの設定によって異なります。

c: 日付をdddddで、時間をtttttで、この順序で表示します。日付シリアル番号に分数部分がないと日付だけを、また、時間情報に整数部分がないと時間情報だけを、表示します。
d: 日にちを先頭にゼロをつけないで表示します。 (1～31)
dd: 日にちを先頭にゼロをつけて表示します。 (01～31)
ddd: 曜日を略して表示します。 (Sun～Sat)
dddd: 曜日を略さないで表示します。 (Sunday～Saturday)
ddddd: Windowsのショートデータ表示設定のフォーマットにしたがって、日付, 月, 年をすべて表示します。Windowsでは、ショートデータフォーマットの設定は、デフォルトで、m/d/yy となっています。
dddddd: 日付のシリアル数値を、日付, 月, 年として、Windowsのロングデータ表示設定のフォーマットにしたがって表示します。Windowsでは、ロングデータフォーマットの設定は、デフォルトでmmmm dd, yyyyとなっています。
w: 曜日を数値で表示します。 (1: 日曜日～7: 土曜日)

ww: 1年のうち第何週目かを、数値で表示します。 (1～54)
m: 月を先頭にゼロをつけない数値で表示します。 (1～12)
"h"または"hh"の直後に使用しても、時刻の分としては表示されません。時刻の分の表示は、"n"または"nn"を使用してください。
mm: 月を先頭にゼロをつけた数値で表示します。 (01～12)
"h"または"hh"の直後に使用しても、時刻の分としては表示されません。時刻の分の表示は、"n"または"nn"を使用してください。
mmm: 月名を略して表示します。 (Jan～Dec)
mmmm: 月名を略さないで表示します。 (January～December)

q: 四半期を数値で表示します。 (1～4)
y: 1年のうち何番目の日かを、数値で表示します。 (1～366)
yy: 年号を2桁で表示します。 (00～99)
yyyy: 年号を4桁で表示します。 (100～9999)
h: 24時間表記の時刻を、先頭にゼロをつけないで表示します。 (0～23)
hh: 24時間表記の時刻を、先頭にゼロをつけて表示します。 (00～23)
n: 時刻の分を、先頭にゼロをつけないで表示します。 (0～59)
nn: 時刻の分を、先頭にゼロをつけて表示します。 (00～59)

s: 時刻の秒を、先頭にゼロをつけないで表示します。 (0～59)
ss: 時刻の秒を、先頭にゼロをつけて表示します。 (00～59)
t t t t t: Windowsが設定する時刻区切り子フォーマットにしたがい、時刻 (時, 分, 秒)を表示します。"先頭のゼロ"オプションを選択すると、10:00am/pm以前の時刻に関しては、先頭にゼロをつけた表記で表示します。Windowsでは、時刻フォーマットのデフォルトは、h:nn:ssになっています。

AM/PM: 12時間表記で時間を表示し、午前午後をAM/PM (大文字表記)で表示します。
am/pm: 12時間表記で時間を表示し、午前午後をam/pm (小文字表記)で表示します。
A/P: 12時間表記で時間を表示し、午前午後をA/P (大文字表記)で表示します。
a/p: 12時間表記で時間を表示し、午前午後をa/p (小文字表記)で表示します。

AMPM: 12時間表記で時間を表示します。午前時刻は、AMを文字列で、午後時刻はPMを文字列で、それぞれWindows内のフォーマット設定にしたがって表示します。AM/PMは、大文字でも小文字でも使えますが、Windowsの設定と指定文字列が一致していなければいけません。Windowsでは、デフォルトは、AM/PMとなっています。

注意

数値書式指定子と日付/時間書式指定子の混在

数値書式指定子と日付/時間書式指定子を混在して指定した場合は、エラーとなります。

参照
Left$, Right$, Str$

FmtStr使用例

Function SaveData

    String d$, f$, t$

    ' 月, 日, 時間, 分の形式でファイル名を作成
    d$ = Date$
    t$ = Time$
    d$ = d$ + " " + t$
    FmtStr d$, "mmddhhnn", f$
    f$ = f$ + ".dat"
    WOpen f$ as #30
    Print #30, "data"
    Close #30
Fend

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