システム

システムタブには、現在のプロジェクトで使用されている、システム内のすべての構成要素のリストが表示されます。前回プロジェクトを開いたときから、システム内の構成要素に追加、不足、および変更があった場合、それらのステータスが表示されます。これにより、ユーザーはシステムの構成要素に問題があるかどうかを判断できます。

例えば、アプリケーションで使用されているフォースセンサーがコントローラーによって検出されていない場合、システム診断はフォースセンサーが不足していることを示します。これにより、ユーザーは、何をトラブルシューティングすれば良いかを知ることができます。

各構成要素には、関連情報 (名称、タイプ、モデル、バージョン、IPアドレス、追加情報)が表示されます。プロジェクトが作成または初めて開かれたときに、システム診断が利用可能になり、現在のシステム構成データが保存されます。

プロジェクトが初めて開かれた後、現在の構成要素リストは、以前に保存された構成と比較されます。ステータス列は、以下の表に示すように比較の違いを示します。

ステータス 解説
OK 構成要素が検出され、変更されていません。
追加 構成要素が追加されました。
変更 構成要素が変更されました。変更された項目は赤で表示されます。
不足 構成要素が検出されませんでした。

ステータスがOKでない場合、現在の構成を保存ボタンが有効になります。アプリケーションを実行するために必要な構成要素が不足している場合は、問題を修正してシステム構成要素リストを更新する必要があります。

以下の手順により、システム構成要素リストを更新します。

  1. RC+を再起動します。
  2. プロジェクトを開きます。
  3. 診断を開きます。
  4. システム構成要素リストを表示します。
  5. ステータスがOKでない構成要素が1つ以上あった場合でも、システム構成を見直した結果、その構成で問題なければ、[現在の構成を保存]ボタンをクリックします。すべてのステータス値がOKになり、構成が保存されます。

項目 解説
現在の構成を保存 現在の構成を保存するためにこのボタンをクリックします。不足している構成要素は削除され、他のすべての構成要素のステータスがOKに設定されます。