LineObject1 プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: Point
解説
Pointオブジェクトの位置を直線の中点、あるいは2直線の交点として定義するのに用いる、最初のLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトを定義します。(LineObject1プロパティーは、Pointオブジェクトの位置を指定する、PointTypeプロパティーに使用するラインを定義します。)
用法
VGet Sequence.Object.LineObject1, var
VSet Sequence.Object.LineObject1, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す文字列変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す文字列または式
値
Pointオブジェクトより以前のLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトであれば、いずれもLineObject1プロパティーの値として指定することができます。
デフォルト: "None"
詳細説明
Pointオブジェクトが最初に作成されると、LineObject1プロパティーのデフォルト値は、"None"に設定されています。直線の中点を位置決めしたいときは、LineObject1プロパティーでどの直線を使用するか定義します。この場合、LineObject1プロパティーを先に設定してからPointTypeプロパティーを「1 - MidPoint」に設定します。直線の中点「MidPoint」は、LineObject1に対してのみ指定することができます。(LineObject2プロパティーに対して「MidPoint」を指定することはできません。)
また、LineObject1は、Point オブジェクトの位置を2直線の交点にしたいときの、最初の直線を指定するときにも用います。(その場合、もう1つの直線は、LineObject2によって定義します。)
個々のビジョンシーケンスに対して、そのビジョンシーケンス中のPointオブジェクトより以前に実行されたLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトだけが、LineObject1として指定することができます。(ビジョンオブジェクトの実行の順番は、フローチャートから変更することができます。)
LineObject1プロパティーの設定値フィールドをクリックすると、使用できるLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトがドロップダウンリストで表示されるので、そこから値を選択し設定します。
プロパティーリストからLineObject1プロパティーを設定するときは、そのPointオブジェクトより以前に定義されているオブジェクトだけが、ドロップダウンリストに表示されるので注意してください。これは、Pointオブジェクトより以前に定義されていないLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトが、まちがって指定されるのを防ぐためです。
Vision Guide は、どのビジョンオブジェクトがLineObject1 として使用できるか自動的にチェックし、ドロップダウンリストに表示します。
参照
Lineオブジェクト, LineFinderオブジェクト, LineObject2 プロパティー, Pointオブジェクト, PointType プロパティー