LineObject2 プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: Point
解説
Pointオブジェクトの位置を直線の中点、あるいは2直線の交点として定義するのに用いるための、2番目のLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトを定義します。
用法
VGet Sequence.Object.LineObject2, var
VSet Sequence.Object.LineObject2, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す文字列変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す文字列または式
値
Pointオブジェクトより前のLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトであれば、いずれもLineObject2プロパティーの値として指定することができます。
デフォルト: "None"
詳細説明
LineObject2プロパティーの設定が必要になるのは、Pointオブジェクトの位置を2つの直線の交点に設定するときのみです。その場合、あらかじめLineObject1でもLineオブジェクトを指定しておかないと、PointTypeプロパティーを設定することはできません。LineObject1とLineObject2の直線が指定されて、はじめてPointTypeプロパティーの値を「Intersection」に設定することができます。もし、LineObject1またはLineObjectプロパティーがまだ定義されていないと、PointType プロパティーの値を「Intersection」に設定しようとしたとき、エラーになります。
個々のビジョンシーケンスに対して、そのビジョンシーケンス中のPointオブジェクトより以前に実行されたLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトだけが、LineObject2として指定することができます。(ビジョンオブジェクトの実行の順番は、フローチャートから変更することができます。)
LineObject2プロパティーの設定値フィールドをクリックすると、LineObject2プロパティーとして使用できるLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトがドロップダウンリストで表示されるので、そこから値を選択して設定します。
LineObject2プロパティーを設定するときは、そのPointオブジェクトより以前に定義されているオブジェクトだけが、ドロップダウンリストに表示されるので注意してください。これは、Pointオブジェクトより以前に定義されていないLineオブジェクト、またはLineFinderオブジェクトが、まちがって指定されるのを防ぐためです。
Vision Guide は、どのビジョンオブジェクトがLineObject2として使用できるか自動的にチェックし、ドロップダウンリストに表示します。
参照
Lineオブジェクト, LineFinderオブジェクト, LineObject1 プロパティー, Pointオブジェクト, PointType プロパティー