ThresholdMethod プロパティー

適用
ビジョンオブジェクト: Blob、Contour、ImageOp

解説
オブジェクトの実行時に使用する2値化しきい値の手法を設定または返します。

用法

VGet  Sequence.Object.ThresholdMethod, var
VSet  Sequence.Object. ThresholdMethod, value

Sequence

シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数

Object

オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。

var

プロパティーの値を示す整数変数

value

プロパティーの新しい値を示す整数または式

値

• 1 - GlobalUser
  • ビジョン定数: VISION_THRESHMETHOD_GLOBALUSER
• 2 - GlobalAuto
  • ビジョン定数: VISION_THRESHMETHOD_GLOBALAUTO
• 3 - LocalAdaptive
  • ビジョン定数: VISION_THRESHMETHOD_LOCALADAPTIVE

デフォルト: 1 - GlobalUser

詳細説明
ThresholdMethodプロパティーを設定すると、関心領域を2値化する方法が決まります。

• GlobalUser: ThresholdHighプロパティーおよびThresholdLowプロパティーのユーザー設定値を使用します。これがデフォルトです。
• GlobalAuto: 関心領域全体のThresholdHighプロパティー、およびThresholdLowプロパティーの値を自動的に決定します。これは、以前のバージョンで使用されていたThresholdAutoプロパティーに代わるものです。
• LocalAdaptive: ThresholdBlocksizeプロパティーとThresholdLevelプロパティーを使用して、しきい値を動的に決定します。画像内で対象物の輝度値が一定でない場合に、被写体の領域抽出処理に使用できます。

Contourオブジェクトでは、ContourModeプロパティーがBlobに設定されているときにThresholdMethodプロパティーが使用できます。

キーポイント

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ThresholdAutoプロパティーは、実行時にのみ使用できるようになりました。実行時にVSetがThresholdAutoプロパティーに対して実行されると、ThresholdMethodプロパティーは次のように変更されます。

• ThresholdAuto = Trueは、ThresholdMethodプロパティーをGlobalAutoに変更します。
• ThresholdAuto = Falseは、ThresholdMethodプロパティーをGlobalUserに変更します。

参照
Blobオブジェクト, Contourオブジェクト, ImageOpオブジェクト, ThresholdHigh プロパティー, ThresholdLow プロパティー, ThresholdBlockSize プロパティー, ThresholdLevel プロパティー, ThresholdAuto プロパティー