SPEL+からビジョンシーケンスを実行する方法
Vision Guide 8.0の基本的な設計目標は、Vision Guide 8.0開発環境からポイントクリック操作で作成されたものは、SPEL+言語から全面的にアクセス可能にするということです。つまり、Vision Guide 8.0開発環境をプロトタイピング環境として使用し、それを書き直すことなくSPEL+言語においても使用できるようにするということです。
したがって、Vision Guide 8.0開発環境から作成されたビジョンシーケンスは、SPEL+のVRunコマンドで実行できるようになっています。
VRunのシンタックスは “VRun seqname”です。このときの “seqname”は、実行したいビジョンシーケンス名を表します。下記に示す命令コードの一部は、それぞれ異なるビジョンシーケンスを実行する、2つのVRunステートメントを示しています。
“VRun findpin”は、ロボットがピンをピックアップするために、ピンの中心位置を検出するシーケンスを実行します。
“VRun housing”は、ハウジング中のピンを置く位置を検出するシーケンスを実行します。
VRun findpin
VGet findpin.pincntr.RobotXYU, found, X, Y, U
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VRun housing
VGet housing.setpos.RobotXYU, found, X, Y, U
以上は、VRunコマンドの使用例のごく一部でしかありません。Vision GuideシーケンスやロボットでSPEL+言語を使用する方法の詳細は、以下を参照してください。
SPEL+でVision Guide 8.0を使う方法