基板の装着
- Hilscher製PROFINET基板のアドレスのロータリースイッチを設定します。
Epson RC+8.0がインストールされたパソコン (PC)には、フィールドバス基板は、1枚インストールが可能です。スロット番号は、"使用しない(0)"を設定してください。設定は、以下の表を参照してください。
| スロット番号 | ロータリースイッチ位置 |
|---|---|
| 使用しない | 0 |
| スロット番号1 | 1 |
| スロット番号9 | 9 |
Epson RC+8.0をインストールしたパソコン (PC)のPCIバス、またはPCI Expressバスに、Hilscher製PROFINET基板を取りつけます。
パソコン本体の種類によって、カバーの開け方やPCIバス/PCI ExpressバスへのHilscher製PROFINET基板の取りつけ方法が異なります。パソコン本体のマニュアルに掲載されているPCI/PCI Express基板の取りつけ方法の説明を参照してください。Hilscher製PROFINET基板をPROFINETネットワークに接続します。
パソコンを起動します。
スタートメニュー - [SYCON.net (opens new window)]を選択し、実行します。
SYCON.netの管理者パスワードを設定します。
[OK]をクリックします。
管理者パスワードは、忘れないように注意してください。SYCON.net (opens new window) が起動します。
[netDevice] - 右側のDevice Catalogリストをクリックします。
スレーブGSDML (*.xml)ファイルの読込み
[Network] - [Import Device Descriptions…]をクリックします。
[Import Device Description]ダイアログが表示されます。
ファイルの種類に、PROFINET GSDML (*.xml)を選択します。
各機器メーカーから提供されているGSDML (*.xml)ファイルを選択します。
[開く(O)]をクリックします。次のメッセージが表示されます。
[はい(Y)] をクリックします。GSDML (*.xml)ファイルが取り込まれます。
マスターアイコンの追加
SYCON.netアプリケーションソフトウェア - [netDevice]-右側のDevice Catalogリスト - [PROFINET-IO] - [Master] - [CIFX RE/PNM V3]をクリックします。
[CIFX RE/PNM V3]を[netDevice] - 左側の太線上にドラック&ドロップします。
Hilscher製PROFINET-IO基板を示す "CIFX RE/PNM V3"アイコンが接続されます。
スレーブアイコンの追加
SYCON.netアプリケーションソフトウェア - [netDevice] - 右側の[Device Catalog]リスト - [PROFINET-IO] - [Slave]スレーブ機器を選択します。
PROFINET-IOスレーブモジュールの場合
選択したスレーブ機器を[netDevice]の左側-マスターのアイコンから伸びている太線上にドラック&ドロップします。
PROFINET-IO Slaveが接続されアイコンが表示されます。
マスター側の設定
[netDevice] - "CIFX_RE_PNM V3"アイコンを右クリックし[Configuration…]をクリックします。
[Configuration]ダイアログが表示されます。
[Settings] - [Driver]タブを選択します。
[CIFX Device Driver]のチェックボックスをチェックし、[Apply]をクリックします。[Settings] - [Device Assignment]を選択します。
[CIFX 50E-RE]チェックボックスをチェックします。
[Apply]をクリックします。[Settings] - [Driver] - [Firmware Download]タブを選択します。
[Browse…]をクリックします。Communication-Solutions DVDの[Firmware,_EDS,_Firmware,_EDS,_Examples,Webpages\Firmware_&_EDS\COMSOL-PNM V3.4.0.7\COMSOL-PNM V3.4.0.7\Firmware¥cifX]
[C010C000.nxf]を選択します。
[開く(O)]をクリックします。[Name]が"PROFINET-IO IO Controller"であることを確認します。
[Download]をクリックします。[はい(Y)] をクリックします。
ファームウェアのダウンロードが実行されます。
[Settings] - [Licensing]タブを選択します。
[PROFINET IO RT Controller]のライセンスが、"Existing: YES"であることを確認します。
スレーブ機器の設定
スレーブ機器の設定 (ステーション名、IPアドレス、Nerwork mask、Gateway address)を行います。
[Settings] - [Ethernet Device]タブを選択します。
パソコンのEthernetポートと、PROFINET Slave機器を、Ethernetケーブルで接続します。
[Search Device]をクリックし、ネットワーク上のPROFINET Slave機器を検索します。
ネットワーク上で見つかったPROFINET Slave機器が画面に表示されます。
[Set Name]タブで、PROFINET Slave機器のステーション名を設定します。
[Set Name]をクリックします。[Set IP Adress]タブで、PROFINET Slave機器のIPアドレス、Nerwork mask、Gateway addressを設定します。
[Set Address]をクリックします。Hilscher製PROFINET基板のEthernetポートとPROFINET Slave機器を、Ethernetケーブルで接続します。
[Configuration] - [Controller Network Settings]タブを選択します。
[IP Settings]を設定し、[Apply]をクリックします。
(例) IP Address: 192.168.0.1 (Fixed Addresses)[Configuration] - [Device Table]を選択します。
スレーブ機器の[Activate]チェックボックスをチェックします。
[Name of station]に(31)で設定したステーション名を入力し[Apply]をクリックします。[Configuration] - [IP Adress Table]を選択します。
[IP Address]に(32)で設定したIPアドレスを入力して、[OK]をクリックします。[Configuration]ダイアログを閉じます。
スレーブ側の設定
[netDevice]のスレーブアイコンを右クリックします。
[Configuration…]をクリックします。[Configuration]ダイアログが表示されます。
[Configuration] - [Modules]を選択します。
[Add Module]をクリックし、Output 32 byteを設定します。(32byte設定の場合)
再度、[Add Module]をクリックし、Input32 byteを設定します。(32byte設定の場合)[Apply]ボタンをクリックします。
[Configuration]ダイアログを閉じます。
マスター基板へのダウンロード
再度、[netDevice] - "CIFX_RE_PNM V3"アイコンを右クリックし、[Configuration…]をクリックします。
[Configuration]ダイアログが表示されます。[Configuration] - [Address Table]をクリックします。
[Address Table]の設定を確認し、[OK] をクリックします。
"Address Table"-Inputs - Length: 32 (32byte設定の場合)
"Address Table"-Outputs - Length: 32 (32byte設定の場合)[Configuration]ダイアログを閉じます。
[netDevice]-"CIFX_RE_PNM V3"アイコンを右クリックし、[Download]をクリックします。
[netDevice]のスレーブアイコンを右クリックし、[Download]をクリックします。
これにより、"マスター側設定"と"スレーブ側設定"がPROFINET基板にダウンロードされます。Hilscher製PROFINET基板に設定が適用されます。
接続診断
[netDevice] - [CIFX_RE_PNM V3]アイコンを右クリックします。
[Diagnosis…]を選択します。[Diagnosis]ダイアログが表示されます。
[Diagnosis] - [General Diagnosis]を選択します。Communication, Run, Bus ONインジケーターが緑色に点灯し、Readyインジケーターが点灯していれば正常な状態です。
[Tools] - [IO Monitor]を選択し、入出力をテストします。
[Output data]にIOPSを設定します。
(44)の下段[Outputs:] - [Type]に表示されている[Process data]を除くモジュールのアドレスに「128」を入力することで通信が開始できます。
今回は、Output data: 0, 1, 2, 3, 36, 37に「128」を設定します。[Diagnosis] ダイアログを閉じます。
[File] - [Save]をクリックし、設定変更をファイルに保存します。
RC+向けの構成ファイル(.csv)をエクスポートする
[netDevice] - "CIFX_RE_PNM V3" アイコンを右クリックします。
[Additional Functions] - [Export] - [CSV…]をクリックします。CSVファイルをファイルに保存します。
エクスポートしたCSVファイルは、以下で使用します。
Epson RC+ 8.0の設定
以上でSYCON.netによる設定は完了です。
SYCON.netを終了してください。