異常内容確認ツール

すべてのデバイスを異常内容確認ツールでテストする前に、EtherNet/IPマスターを設定し、ネットワークのデバイスを追加、および設定し、設定を基板にダウンロードします。

メニュー - [Protocol/Diagnostic…]を選択して、または[(Diagnostic)] をクリックして、診断ツールを開始します。

参照: [スタート] - [プログラム] - [Direct-Link] - [applicomIO 2.3] - [Help]を選択し、ヘルプを表示します。

EthernetのEthernet/IPチャンネルの異常内容の確認

MULTI-MSG ETHチャンネルを選択すると、EthernetチャンネルのEtherNet/IP異常内容の確認情報が表示されます。

設定されているすべてのデバイスが、applicomIOのデバイス番号に対応してLEDに表示されます。

デバイスエラーステータスによってLEDは赤、および緑で表示されます。

1. TCP/IPレイヤーの異常内容の確認

   この画面は、TCP/IPレイヤーの状態を表示します。

   

   表示	説明
   Configuration Type	選択した設定タイプ: DHCP, BOOTP, Static
   Address From	IPアドレスの取得方法サーバーから、フラッシュメモリーから、または工場アドレス
   IP address	applicomIOマスターのIPアドレス
   Sub-Network Mask	applicomIOマスターのSub-networkアドレス
   Gateway IP Address	applicomIOマスターのGateway IPアドレス
   Primary DNS Address	第1 DNSサーバーのIPアドレス
   Secondary DNS Address	第2 DNSサーバーのIPアドレス
   Host Name	applicomIOマスターのホスト名
   Domain Name	applicomIOマスターのドメイン名

   TCPタブ

   

   表示	説明
   Passive connections	パッシブ接続数
   Active connections	アクティブ接続数
   Current connections	現在の接続数
   Bytes received	受信バイト数
   Bytes transmitted	送信バイト数
   Retries on time-out	タイムアウトによる受信の再実行回数

   IPタブ

   

   表示	説明
   Packets received	受信パケット数
   Packets transmitted	送信パケット数
   Errors	IPエラー数

2. サーバーデバイスの異常内容の確認

   

   表示	説明
   Requests	リクエスト数
   Requests / s	1秒あたりのリクエスト数
   Useful bytes	有効データバイト数
   Useful bytes / s	1秒あたりの有効データバイト数
   Requests in error	エラーリクエスト数

3. デバイスの異常内容の確認

   設定からデバイスに対応するノードを選択し、デバイスの異常内容確認情報を表示します。

   

   表示	説明
   IP Address	デバイスのIPアドレス
   From	デバイスのIPアドレス取得方法: 設定からDNSサーバー (デバイスのIPアドレスを求めた)
   Requests	リクエスト数
   Requests / s	1秒あたりのリクエスト数
   Useful bytes	有効データバイト数
   Useful bytes / s	1秒あたりの有効データバイト数
   Connections	接続数
   Time-out errors	受信したタイムアウトの数
   Frame errors	Frame Errorの数
   Refusal errors	タイムアウトとFrame Error以外のエラーの数

TCP/IPツール

[鍵マーク]をクリックし、[TCP/IP layer]を選択すると、[services]ウィンドウに、次のオプションが表示されます。

• DNS
• ICMP (ping)

参照: [スタート] - [プログラム] - [Direct-Link] - [applicomIO 2.3] - [Help]を選択し、ヘルプを表示します。

• IPアドレスまたはホスト名を取得

  

  メニュー - [Protocol/Diagnostic…] - [DNS]タブを選択すると、applicomIOでDNSファンクションを使用できます。

  1. 取得項目を選択します。

  表示	説明
  IP Address	IPアドレスからホスト名を取得
  Host Name	ホスト名からIPアドレスを取得

  2. 選択した項目を取得します。

  3. Status: 取得時のステータスを表示

  番号	説明
  0	エラーなし
  33	応答タイムアウト時間を超える
  132	DNSサーバーからの否定応答 (サーバー不具合など)

• Ping

  メニュー - [Protocol/Diagnostic…] - [ICMP]タブを選択すると、applicomIOでICMP ECHO PINGファンクションを使用できます。

  

  1. リモートする局のIPアドレス、またはホスト名を入力します。

  2. 結果が表示されます。

     ステータス	説明
     Status 0	この局は公開しており、応答あり ([Time]列に応答時間が表示されます)
     Status 33	この局は未公開

  3. ボタンとチェックボックスの説明

     表示	説明
     Clear	リザルト一覧をクリア
     Ping	PINGを送信
     Loop	PINGをループで実行
     Stop on Error	Loopを実行した場合、エラー発生時に停止
     Status	PINGリクエスト時のステータス 0: OK 33: タイムアウト 132: 分析エラー