開梱から設置
開梱から設置に関する注意
マニピュレーター、および関連機器の運搬と設置は、当社、および販売元が行っている、導入トレーニングを受けた方が行ってください。また、必ず各国の法規と法令にしたがってください。
警告
- 玉掛け, クレーン作業, フォークリフトの運転など運搬作業は、有資格作業者により、行ってください。無資格作業者による作業は、非常に危険で重傷や重大な損害の可能性があります。
注意
マニピュレーターは、納入された状態のまま、台車などで運搬してください。
搬送用パレットに固定されているマニピュレーターは、固定ボルトをはずすと倒れます。マニピュレーターで手や足をはさまないように十分注意してください。
マニピュレーターの運搬は、運搬具に固定するか、アーム1の下やベース下面に手をかけて、2人以上で行ってください。
ベース下面に手をかける場合は、手指をはさまないように十分注意してください。
架台取付
- GX4-A/GX4-B/GX4-C251**: 約15 kg:33 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C301**: 約15 kg:33 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C351**: 約16 kg:35 lb(ポンド)
マルチレイアウト取付
- GX4-A/GX4-B/GX4-C301*M: 約17 kg:38 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C351*M: 約17 kg:38 lb(ポンド)
長距離を運搬するときは、運搬具に直接マニピュレーターを固定し、倒れないようにしてください。また、必要に応じて納入時と同等の梱包にして運搬してください。
注意
- 周辺の建物, 構造物, 機器などと干渉しないようにマニピュレーターを配置してください。周辺機器と衝突したり、人体を挟み込むおそれがあります。
- 架台の剛性によっては、マニピュレーター動作時に共振 (共振音や微振動)が発生する場合があります。共振が発生する場合には、架台の剛性をあげるか、マニピュレーターの速度、または加減速度を変更してください。
標準仕様とESD仕様のマニピュレーター設置方法について説明しています。
- 架台取付仕様
- マルチレイアウト取付仕様
クリーン&ESD仕様のマニピュレーターの場合は、以下を参照してください。
- クリーン&ESD仕様
架台取付仕様
注意
架台取付仕様の設置や移設作業は、必ず2人以上で行ってください。マニピュレーター質量は、以下のとおりです。マニピュレーターの落下による損害や、手や足などの挟み込みに十分注意してください。
- GX4-A/GX4-B/GX4-C251**: 約15 kg:33 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C301**: 約15 kg:33 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C351**: 約16 kg:35 lb(ポンド)
アームを伸ばした状態で梱包箱からマニピュレーターを取り出します。
キーポイント
マニピュレーターは固定されていません。梱包箱から取り出すときは、倒れ込みに注意してください。
また、自重により関節が回転する可能性があります。手や指の挟み込みに十分注意してください。
ベースを4本のボルトで架台に固定します。ワッシャーは必ず使用してください。
締付トルク: 32.0 N·m (326 kgf·cm)キーポイント
ボルトは、強度がISO898-1 property class 10.9 または 12.9相当のものを使用してください。
記号 説明 a 4×M8×30 b スプリングワッシャー c 平ワッシャー d 4×M8 ねじ穴
(深さ20 mm以上)
e 10 mm
キーポイント
ケーブル下面出しの場合は、ベースを固定する架台の中心に、スペースを確保してください。
縦: 190 mm以上 横: 104 mm 深さ: 190 mm以上
マルチレイアウト取付仕様
警告
マルチレイアウト取付仕様の設置や移設作業は、必ず2人以上で行ってください。マニピュレーター質量は以下のとおりです。マニピュレーターの落下による損害や、手や足などの挟み込みに十分注意してください。
- GX4-A/GX4-B/GX4-C301*M: 約17 kg: 38 lb(ポンド)
- GX4-A/GX4-B/GX4-C351*M: 約17 kg: 38 lb(ポンド)
マニピュレーターを壁面などに設置する場合は、固定用のボルトをすべて固定するまで、支えをはずさないでください。固定が不十分な状態で、支えをはずすと、マニピュレーターが落下するおそれがあり非常に危険です。
キーポイント
マルチレイアウト取付仕様を設置する架台は、マニピュレーターに接続するケーブル類やコンジットチューブと干渉しないように製作してください。
推奨する設置方法は、以下の通りです。
サイド (壁取付) | シーリング (天井取付) |
---|---|
推奨する壁面への取付方法を説明します。
アームを伸ばした状態で梱包箱からマニピュレーターを取り出します。
マニピュレーターは固定されていません。梱包箱から取り出すときは、倒れ込みに注意してください。
また、自重により関節が回転する可能性があります。手や指の挟み込みに十分注意してください。
ベースを4本のボルトで壁に固定します。ワッシャーは必ず使用してください。
締付トルク: 32.0 N·m (326 kgf·cm)キーポイント
ボルトは、強度がISO898-1 property class 10.9 または 12.9相当のものを使用してください。
記号 説明 a 4×M8 ねじ穴
(深さ20 mm以上)
b 平ワッシャー c スプリングワッシャー d 4×M8×30
クリーン&ESD仕様
クリーンルーム前室などで開梱します。
マニピュレーターが倒れないよう、マニピュレーターを運搬具 (またはパレット)にボルトで固定します。
マニピュレーター表面を、エチルアルコール、または純水を含ませた不織布などで拭きます。
クリーンルームに搬入します。
各設置仕様の手順を参照し、マニピュレーターを設置します。
「架台取付仕様」
「マルチレイアウト取付仕様」排気ポートに排気チューブを接続します。
マニピュレーターがクリーン&ESD仕様の場合は、排気の接続が必要です。排気については、以下に記載しています。
Appendix A: 仕様表
← マニピュレーターの取付寸法 ケーブル接続 →