環境

本機の性能を発揮、および維持し、安全に使用していただくために、マニピュレーターは、以下の条件を満たす環境に設置してください。

キーポイント

*1 周囲温度の条件は、マニピュレーターのみの適応条件です。接続するコントローラーに関しての条件は、以下のマニュアルを参照してください。

"コントローラーマニュアル"

キーポイント

製品仕様の最低温度付近の低温環境で使用する場合、もしくは休日や夜間に長期間休止させた場合は、運転開始直後は駆動部の抵抗が大きいために衝突検知エラーなどが発生することがあります。このような場合は、10分程度の暖機運転を行うことを推奨します。

キーポイント

マニピュレーターから2.5 mの範囲内に、フェンスやはしごなどの導電物がある場合は、導電物を接地接続してください。

また、マニピュレーターの環境仕様に応じて、以下の条件も満たしてください

環境仕様	マニピュレーター設置環境条件
S, C, P	屋内に設置すること直射日光があたらないこと衝撃や振動などが伝わらないこと電気的ノイズ源が近くにないこと爆発性がないこと多量の放射線が存在しないこと
S, C	ほこり, 油煙, 塩分, 鉄粉などがないこと引火性や腐食性の液体やガスなどがないこと水などがかからないこと

プロテクション仕様のマニピュレーターの設置環境については、以下の事項も合わせて考慮してください。

保護等級IP65 (IEC 60529, JIS C0920)に対応しています。粉塵が舞う環境、水がかかる環境に設置できます。
ほこり、油煙、鉄粉などが空気中に浮遊している環境に設置できますが、ニトリルゴムのオイルシール, Oリング, パッキン, 液状ガスケットなど、シール性を損なう物質がある場合は、不適応となります。
酸やアルカリなど腐食性の液体、飛沫がかかる環境では使用できません。
塩分を含む飛沫がかかるような環境では、本体に錆が発生する可能性があります。
マニピュレーターの表面は一般的な耐油性がありますが、特殊な油がかかる場合はあらかじめ確認をする必要があります。販売元までお問い合わせください。
急激な温度や湿度変化のある環境では、マニピュレーター内部が結露する可能性があります。
食品を直接ハンドリングする場合は、マニピュレーターが食品を汚損する可能性がないか確認をする必要があります。販売元までお問い合わせください。
プロテクション仕様マニピュレーターで用いるコントローラーは、環境に対する保護機能はありません。コントローラーの使用環境条件を満たすように設置してください

警告

コントローラーの電源には、必ず漏電ブレーカーを使用してください。漏電ブレーカーを使用しないと、漏電により、感電の危険や故障を引き起こす可能性があります。

漏電ブレーカーの選定は、コントローラーにより異なります。詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

"コントローラーマニュアル"

注意