マニピュレーターの取付寸法

マニピュレーターの最大領域を図に示します。各図の最大領域は、ハンドの半径が60 mm以下の場合を表しています。ハンドの半径が60 mmを超える場合は、その半径を最大領域の外縁までの距離としてください。また、ハンド以外にも、アームに取りつけたカメラや電磁弁などが大きい場合は、それらの届く可能性のある範囲を含むように最大領域を設定してください。

マニピュレーター, コントローラー, 周辺装置などの設置に必要な面積のほかに、最低限次のスペースを確保してください。

  • ティーチングのためのスペース
  • メンテナンス、点検のためのスペース (安全防護柵内で安全に作業するためのスペース)
  • ケーブルのためのスペース

キーポイント


  • 設置時には障害物との距離に注意してください。

  • M/Cケーブルの最小曲げ半径は以下を参照してください。

    GX10/20

  • その他のケーブルも、極端に曲げないためのスペースを確保してください。

警告


マニピュレーターは、ワークを持った状態で、アームを伸ばし、ツールまたはワークの先端が側壁、および安全防護柵に届かない場所に設置してください。

ツールまたは、ワークの先端が側壁、および安全防護柵に届くと、非常に危険で重傷や重大な損害を負う可能性があります。

安全防護柵と、ツールまたはワークの距離は、ISO10218-2にしたがって設定してください。

停止時間と停止距離は、以下を参照してください。

Appendix B: 非常停止時の停止時間と停止距離

Appendix C: セーフガード開時の停止時間と停止距離

架台取付仕様

壁取付仕様

天井取付仕様