ケーブル接続

警告


  • 電源のロックアウトは、電源プラグを抜くことにより行います。AC電源ケーブルは必ず電源プラグに接続し、工場電源などには直結しないでください。
  • 交換作業は、作業中であることを周知した上で、必ずコントローラーと関連装置の電源をオフし、電源プラグを抜いた状態で行ってください。通電したままの作業は、感電の危険や故障の可能性があります。
  • ケーブルは確実に接続してください。また、ケーブルに重い物を載せたり極端に曲げたり、無理にひっぱったり、挟んだりしないてください。ケーブルの損傷, 断線, 接触不良の原因となり、システムが正常に動作しない可能性や、感電の危険があります。
  • マニピュレーターのアースは、コントローラーとの接続により行っています。コントローラーの接地とケーブルの接続を確実に行ってください。アース線が確実に接地されていないと火災や感電の危険があります。

注意


マニピュレーターとコントローラーの接続を行うときは、接続関係を間違えないでください。接続関係を間違えると、ロボットシステムが正常に動作しないばかりでなく、重大な安全上の問題を引き起こす可能性があります。マニピュレーターとコントローラーの接続方法は、コントローラーにより異なります。接続の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

"コントローラーマニュアル"

マニピュレーターがクリーン&ESD仕様の場合は、次の項目についても、注意してください。
マニピュレーターがクリーン&ESD仕様の場合は、排気の接続が必要です。詳細は、以下に記載されています。
Appendix A: 仕様表

マニピュレーターがプロテクション仕様の場合は、次の項目についても、注意してください。

警告


  • M/Cケーブルコネクターは、マニピュレーター設置後、直ちにコネクタープレートに接続してください。非接続状態では、保護等級 (IP65)が保証されず、感電の危険や故障を引き起こす可能性があります。

注意


  • 特殊環境下 (油煙や粉塵など)でマニピュレーターを動作させるときは、コントローラーを同環境に設置しないでください。コントローラーは保護等級 (IP65)を満たしません。特殊環境下での使用はコントローラーの破損や故障を引き起こす可能性があります。

マニピュレーターとM/Cケーブルの接続方法

マニピュレーター背面や底面のM/Cケーブル用ハウジングにM/Cケーブルフードを差し込み、ハウジング付属のロックで固定します。

  1. M/Cケーブル用ハウジングの両側のロック板を開きます。
  2. M/Cケーブルフードを奥までしっかりと挿入します。
  3. M/Cケーブル用ハウジングの両側のロック板を閉じます。

L字(標準) ストレート
挿抜に必要な最小距離 装着時の距離 挿抜に必要な最小距離 装着時の距離

M/Cケーブルとコントローラーの接続

M/Cケーブルの、パワーコネクターとシグナルコネクターを、それぞれコントローラーに接続します。

記号 説明
a シグナルコネクター
b パワーコネクター

M/Cケーブルは、固定用と可動用の2種類があります。可動用ケーブルには、下図のように線があります。