開梱と運搬

マニピュレーター、および関連機器の運搬と設置は、当社、および販売元が行っている、導入トレーニングを受けた方が行ってください。また、必ず各国の法規と法令にしたがってください。

警告


  • 玉掛け, クレーン作業, フォークリフトの運転など運搬作業は、有資格作業者により、行ってください。無資格作業者による作業は、非常に危険で重傷や重大な損害の可能性があります。
  • マニピュレーターをつり上げるときは、手を添えてバランスを保ってください。バランスを失うとマニピュレーターが落下するおそれがあり、非常に危険で重傷や重大な損害を負う可能性があります。

注意


  • マニピュレーターは、納入された状態のまま、台車などで運搬してください。

  • 搬送用パレットに固定されているマニピュレーターは、固定ボルトをはずすと倒れます。マニピュレーターで手や足をはさまないように十分注意してください。

  • アームは結束バンドで固定されています。手などのはさみ込みを防止するため、設置が完了するまで、結束バンドをはずさないでください。

  • マニピュレーターの運搬は、運搬具に固定するか、2人以上で行ってください。また、斜線部に手をかけないでください。手指を挟み込む可能性があり、非常に危険です。

    (イラスト: LS50-CA04S)

    記号 説明
    a 樹脂ダクト
    b 金属ダクト
    • LS50-CA02S: 約 60 kg : 132.3 lbs.(ポンド)
    • LS50-CA04S: 約 61 kg : 134.5 lbs.(ポンド)
  • 運搬時に金属ダクト部や樹脂ダクト部を持たないでください。ダクト部分が破損する恐れがあります。

キーポイント


長距離を運搬するときは、運搬具に直接マニピュレーターを固定し、倒れないようにしてください。また、必要に応じて納入時と同等の梱包にして運搬してください。

マニピュレーターは以下の手順にしたがい、運搬を行ってください。

  1. マニピュレーターのベース上部にアイボルトを取りつけます。

  2. マニピュレーターのアーム1を正面に向けます。

  3. アイボルトとアーム2の下に、つり上げベルトを通します。金属部(下図の斜線部)を目安に、バンドがずれないようにかけてください。

  4. マニピュレーターが倒れないように、ややつり上げ、運搬具 (またはパレット) に固定してあるボルトをはずします。

  5. マニピュレーターのバランスが崩れて倒れないように、矢印で示している位置に手を沿えてつり上げ、マニピュレーターを架台まで移動させます。


    (イラストは、LS50-CA04)

記号 説明
a 重心位置
b アイボルト
c ベルト