安全機能マネージャーを起動する

Epson RC+の[セットアップ]-[システム設定]を選択し、[コントローラー]-[安全機能]の[安全機能マネージャー]をクリックします。

キーポイント


  • 安全機能マネージャーの初回起動は、安全管理者が行ってください。

  • 初回起動時は、以下のダイアログが表示されます。画面にしたがって、Safety基板パスワードを変更してください。初期パスワードは、“EpsonSafety”です。

  • 安全機能マネージャーの表示言語は、Epson RC+で設定された言語に応じて、自動で切り替わります。

  • 起動できない場合は、次の条件を確認してください。

    • 安全機能を備えたロボットコントローラーに接続していること
    • Epson RC+ のスタートモードが、プログラムモードであること
    • ロボットコントローラーのコントロールデバイスが、PCであること

安全機能マネージャー起動時の設定確認

安全機能マネージャーを起動したときに、[基本設定]タブで、Safety基板の設定を確認し、ロボットコントローラーと同じであることを確認します。
安全機能マネージャーで表示される、[ロボット]の[要約値]と[安全機能]の[要約値]を、記録して残すことをお勧めします。

設定項目 機能 備考
ロボット モデル ロボットのモデル名 -
要約値 ロボット設定(非表示)の要約値 ロボットモデルごとの固有値です。
Hofs J1 第1軸のHofs値

関節軸の原点を補正するための値です。

これらの値は、同一モデルでも、機体により異なります。

(単位: Pulse)

第5軸と第6軸のHofs値は、6軸型ロボットの場合のみ表示されます。

J2 第2軸のHofs値
J3 第3軸のHofs値
J4 第4軸のHofs値
J5 第5軸のHofs値
J6 第6軸のHofs値
更新日時 Hofsを更新した日時 -
安全機能 要約値 安全機能パラメーターの要約値 安全入力、安全出力、安全速度監視(SLS)、安全位置監視(SLP)、関節角度監視、ソフト軸制限、ドライランのための安全機能パラメーター、および安全機能パラメーター更新日時から計算した固有値です。
更新日時 安全パラメーターを更新した日時 -

安全機能マネージャー起動時に、エラーが表示された場合
安全機能マネージャーを起動したときに、エラー画面が表示される場合があります。それぞれの画面にしたがって、次の対応をしてください。

  • ロボットモデル、あるいはロボット要約値が違う場合
    [OK]ボタンをクリックします。
    [Safety基板のロボット情報を更新]をクリックします。
    Safety基板 パスワード認証画面が表示されます。Safety基板パスワードを入力し、画面にしたがって設定を変更してください。

  • Hofs値が違う場合
    [OK]ボタンをクリックします。
    [HofsをSafety基板に送信]をクリックします。
    Safety基板 パスワード認証画面が表示されます。Safety基板パスワードを入力し、画面にしたがって設定を変更してください。

  • ドライラン設定が違う場合
    [OK]ボタンをクリックすると、ロボットコントローラーが再起動します。