プログラムの変更
振動発生する動作を特定し、振動が発生している命令に対して、パラメーター取得用の測定トリガーコマンドを追加します。
プログラムの中で、振動が発生している動作を特定します。
(プログラムから振動を改善させたい動作のみを抽出すると、効果が確認しやすくなります。)
Epson RC+ を起動し、プログラムのサブウィンドウを表示します。
振動が発生しているコマンド行に、"VRT_Trigger"コマンドを追加します。
VRT_Triggerの次に数字 (1~4の整数)を指定します。
VRソフトウェアのタブ (指定した番号)にVRTパラメーターが表示されます。
コマンド例:
Go P1↓
Go P1 VRT_Trigger 1SPEL + プログラム例:
下の* のようにVRT_Trigger コマンドを追加します。
Function vibration_drive Motor On Power Low Weight 3 Speed 10 Accel 10, 10 Go P1 ‘Start Point Wait 1 Speed 100 Accel 100, 100 Power High Go P2 VRT_Trigger 1 * Wait 3 Power Low FendVRT_Trigger コマンドを追加したプログラムを実行し、エラーがないことを確認します。また、ロボットの動作を確認し、VRユニットの装着方法を決めます。
(VRユニットを装着していないため、動作に変化は、ありません。)
VRT_Trigger コマンドとVRソフトウェア
VRT_Triggerコマンドは、Go, Jump, Moveの動作命令に対して、ロボットが到達点に達したときにVRソフトウェアへ信号を送る機能があります。
VRソフトウェアは、残留振動を測定します。"VRT_Trigger"コマンドをプログラムに追加すると、自動的に1.5 秒の待機時間が追加されます。
信号を送る機能と、待機時間の追加は、以下の状態が全て揃った時のみ有効になります。
- Epson RC+とロボットが接続されていること
- VRソフトウェアが、トリガーコマンド待ち状態になっていること
注意
VRソフトウェアのトリガーコマンド待ち状態を解除すると、VRT_Triggerコマンドが無効になります。追加された待機時間がなくなり、通常の命令通りロボットが動作します。