振動低減効果の確認
VRソフトウェアを使用すると、VRTによる効果が確認できます。
VRTを有効にした状態と、無効にした状態で、同じ動作を測定し、結果を比較します。
VRTの有効/無効について詳細は、以下を参照してください。
[ロボットマネージャー]の[VRT]を"0"に変更します。
VRT機能が無効になります。
パラメーターを取得します。
詳細は、「VRTパラメーターの取得」に記載しています。
[Save graph]チェックボックス①をチェックします。
上段のグラフが下段にコピーされます。
下段にグラフがコピーされたことを確認します。
[Save graph]チェックボックスのチェックをはずします。
[ロボットマネージャー]の[VRT]を"1"に変更します。
VRT機能が有効になります。
左上の矢印アイコン②をクリックし、[Start]ボタンをクリックします。トリガー開始状態になり、測定が再開されます。
上段にVRTを有効にした振動結果が表示されます。
以上の操作により、VRTを有効にしたときの振動改善効果が確認できます。
グラフに出力されているDisplacement (変位量)は、加速度で測定された値を使用して算出された値です。厳密な値ではありません。
厳密な値を測定するには、専用の測定器を使用してください。
本機能で出力されるDisplacementの値は、VRT機能のON/OFF効果を確認する目安として使用してください。
改善効果が小さい場合には、取得したVRT パラメーターの値を、Epson RC+メニュー - [ロボットマネージャー] - [VRT]タブ - [Param 2]に追加し、[適用]ボタンをクリックし、再度、改善を検証してください。
VRTパラメーターは、同時に2つのパラメーターを設定できます。