焦点距離のチェックと調整
カメラの焦点距離を調整するためのターゲットを定めます。
カメラをパーツなどの被写体の検出を行う領域の上にくるように位置決めし、被写体をカメラの視野領域内に置きます。
Vision Guideウィンドウの画像イメージ表示部に、カメラの下に置いたオブジェクトが見えます。
見えない場合は、手でパーツなどを持ち、カメラの前で動かしてください。(ここではフォーカスが合っていなくても、パーツが見えていれば大丈夫です。)
それでも見えない場合は、パーツとカメラの距離に対してまちがった間違ったレンズを選択していた可能性があります。別のサイズのレンズで試してください。可動カメラには、16 mmか25 mmのレンズが使われます。
可動カメラをテストする場合は、まず16 mmのレンズで試してください。ここで少なくとも、ワーク平面上にターゲットが確認できるはずです。パーツに焦点が合うようにレンズを調整します。
パーツにフォーカスが合わない場合は、レンズとカメラの間にエクステンションチューブを取りつけます。これによって、レンズのWD (ワークディスタンス) が変わります。カメラレンズのWD調整には、適切な長さのエクステンションチューブを選ぶ必要があります。
エクステンションチューブを取りつけたら、カメラレンズのフォーカスを調整します。フォーカスが合うまで、長さの異なるエクステンションチューブで試す必要があります。
各レンズとエクステンションチューブの組み合わせによってできる、それぞれのWDを、以下に記載しています。
ハードウェア編 - エクステンションチューブWD (ワークディスタンス) 変更一覧表
以上で、すべてのインストール作業を完了しました。
以下のマニュアルに進んでください。
"Vision Guide ソフトウェア編 - クイックスタート:Vision Guide 8.0のチュートリアル"
10 章では、Vision Guide 8.0を使って、パーツの位置決めをし、そのパーツをロボットで移動する方法について説明します。
← カメラ入力画像の確認 パーツリスト →