EndPointType プロパティー

適用
ビジョンオブジェクト: Contour、Edge、Line、LineInspector

解説
どの終点のタイプを使って、直線の終点を定義するのかを特定します。

ほとんどの場合、終点のタイプは、ある点(EndPointObjetctのPixelXとPixelYの位置)を指します。ただし現在の直線のEndPointObjectが2番目のLineオブジェクトである場合、EndPointTypeプロパティーは、2番目の直線上にある始点、中点、終点、または垂直位置を定義します。

用法

VGet  Sequence.Object.EndPointType, var
VSet  Sequence.Object.EndPointType, value
Sequence
シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
Object
オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
var
プロパティーの値を示す整数変数
value
プロパティーの新しい値を示す整数または式

値

EndPointObject = Line、LineFinderオブジェクトの場合 EndPointObject = Screen, Geometric, Correlation, Blob, Edge, Polar, BoxFinder, CornerFinder, LineInspector, ArcFinder, DefectFinder, Point, Contourオブジェクトの場合

「詳細説明」を参照してください。

デフォルト: 2 - MidPoint

0 - Point

上記のオブジェクトを使うときには、EndPointTypeの設定は、「0 - Point」になります。

詳細説明
前述の「値」の表に示したとおり、多くのEndPointObjectプロパティーでは、EndPointTypeプロパティーの「0 - Point」しかサポートされていません。通常EndPointObjectプロパティーは直線の始点と終点を定義するのに、基準位置としてPixelXとPixelYを使うからです。そのため、EndPointObjectプロパティーが、「Screen」またはFrameとLineオブジェクト以外のすべてのオブジェクトに設定された場合、EndPointTypeは常に「0 - Point」に設定されます。

EndPointTypeプロパティーの有効な値は、EndPointObjectプロパティーによります。

EndPointObjectプロパティーが他のLineオブジェクトの場合は、そのLineオブジェクトと、どの位置で交差するか指定しなくてはいけません。その選択肢は下記のとおりです。

  • 1 - EndPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_ENDPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの終点を、この直線の終点とします。
  • 2 - MidPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_MIDPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの中点を、最初の直線の終点とします。
  • 3 - PerpToLine
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_PERPTOLINE
    • 指定したLineオブジェクトと垂直に交わる交点を演算し、その交点を終点とします。
  • 4 - StartPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_STARTPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの始点を、この直線の終点とします。
  • 5 - PerpToStartPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_PERPTOSTARTPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの始点を通過して、それと垂直に交わる点を演算し、その交点を終点とします。
  • 6 - PerpToMidPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_PERPTOMIDPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの中点を通過して、それと垂直に交わる点を演算し、その交点を終点とします。
  • 7 - PerpToEndPoint
    • ビジョン定数: VISION_ENDPNTTYPE_PERPTOENDPOINT
    • 指定したLineオブジェクトの終点を通過して、それと垂直に交わる点を演算し、その交点を終点とします。

EndPointObjectがLineオブジェクトに変更されると、EndPointTypeは自動的にデフォルトの「MidPoint」に変わります。

EndPointObjectがScreen, Geometric, Correlation, Blob, Edge, Polar, BoxFinder, CornerFinder, LineInspector, ArcFinder, DefectFinder, Point, Contourオブジェクトに変更されると、EndPointTypeは自動的にデフォルトの「0 - Point」に変わります。

参照
Contourオブジェクト, Edgeオブジェクト, EndPointObject プロパティー, Lineオブジェクト, LineFinderオブジェクト, StartPointType プロパティー

← Existsプロパティー →

© 2025 Seiko Epson Corp.