MinArea プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: ArcInspector、Blob、Contour、DefectFinder、LineInspector
解説
オブジェクトの検出下限を設定します。MinAreaプロパティー値より小さいブローブは検出されません。
用法
VGet Sequence.Object.MinArea, var
VSet Sequence.Object.MinArea , value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示すLong型変数
- value
- プロパティーの新しい値を示すLong型の値または式
値
1 からMaxAreaプロパティー値(単位:ピクセル)
デフォルト: 25
詳細説明
BlobとDefectFinderオブジェクトの場合、MinAreaとMaxAreaプロパティーは、Blobオブジェクトの検出範囲を設定します。MaxAreaプロパティーを超えるブローブは検出されません。(Foundリザルトには、"False"が返されます。)
ArcInspectorとLineInspectorオブジェクトの場合、MinAreaとMaxAreaプロパティーは、欠陥の面積の範囲を設定します。MaxAreaプロパティーを超える欠陥は検出されません。(Foundリザルトには、"False"が返されます。)
Blobオブジェクトが新たに作成されると、MinAreaプロパティーとMaxAreaプロパティーは、それぞれデフォルトの25と100,000に設定されます。この場合、その範囲はかなり大きいので、ほとんどの場合、BlobオブジェクトはFoundリザルトに"True"を返すことができます。しかし、多くのアプリケーションでは、これより範囲を狭くした方が役に立ちます。ただし、その場合もMinAreaとMaxAreaプロパティーの値を具体的にいくつにするかは、個々のアプリケーションによって異なります。個々のアプリケーションによってMinAreaとMaxAreaプロパティーの値を設定するようにしてください。
MinAreaとMaxAreaを必要以上に広く設定しないでください。誤検出の原因となります。
参照
Area リザルト, Blobオブジェクト, Contourオブジェクト, DefectFinderオブジェクト, LineInspectorオブジェクト, ArcInspectorオブジェクト, MaxArea プロパティー