Vision Guideウィンドウの構成

Vision Guideウィンドウは、ポイント・クリックの操作環境で、ほとんどのビジョンを開発することができます。
Vision Guide 8.0を使うために、このウィンドウと主な構成について理解することが必要です。Vision Guideウィンドウは、主に次の部分で構成されています。

  • タイトルバー
  • ツールバー
  • フローチャート
  • シーケンス, キャリブレーションツリー
  • 画像イメージ表示部
  • シーケンス, オブジェクト, キャリブレーションウィンドウ
  • ジョグタブ
  • 実行パネル

記号 項目
a Vision Guide タイトルバー
b Vision Guide ツールバー
c 画像イメージ表示部
d 実行パネル
e フローチャート
f シーケンス、オブジェクト、キャリブレーションウィンドウ
g シーケンス、キャリブレーションツリー
h ジョグタブ

タイトルバー

Vision Guideウィンドウには、ウィンドウのタイトル、カメラのタイプと解像度、現在のシーケンス名などがついた、タイトルバーがあります。ビションシーケンス名は、角カッコ内に入っています。タイトルバーの例を下に示します。これは、コンパクトビジョンを使用してVision Guide 8.0を実行中で、現在“BlobTut”ビジョンシーケンスを使用していることを示しています。

キーポイント


Epson RC+ 8.0環境のメインタイトルバーと、Vision Guideタイトルバーは異なりますので注意してください。

基本的な違いは、Epson RC+ 8.0タイトルバーには、作業中のプロジェクトの名前が表示され、Vision Guideタイトルバーには、ビジョンを実行するために作業中のシーケンス名が表示されるということです。

ツールバー

ツールバーは、通常、ほとんどのMicrosoft WindowsTMアプリケーションに装備されており、これを使って、Microsoft WindowsTM製品の共通機能に素早くアクセスすることができます。
Epson RC+ 8.0とVision Guide 8.0では、このツールバー機能が充分に活用されています。
Vision Guideツールバーは、Vision Guideウィンドウの上方、タイトルバーの真下にあり、次のように表示されています。

Vision GuideウィンドウのVision Guideツールバーボタンは、見つけやすく、また使いやすくするために、グループ別に分かれています。ツールバーボタンの各々のグループについて、簡単に説明します。

  • 左端の2つのボタンのグループは、ビジョンシーケンスの作成と削除をするのに使います。
  • 次の2つのツールバーボタンは、ステップウィザードの呼び出しとオブジェクトの削除をします。
  • 次の2つのツールバーボタンは、キャリブレーションを作成、削除をします。
  • 次のツールバーボタンのグループは、ビジョンオブジェクトのカテゴリ(検出, カウント, 検査,読み取り, 画像, 全ツール)を選択するのに使います。
  • 次のツールバーボタンのグループは、Vision Guide 8.0環境のユーティリティとして考えることができます。カレントオブジェクトのみ表示、オブジェクトの削除、すべてのラベルの表示オフ、グラフィックの表示のボタンです。
  • 次の2つのツールバーボタンは、ヒストグラムダイアログ、統計ダイアログの表示をします。
  • 右端の2つのボタンは、ライブビデオと固定ビデオの切り替え、また、カラーとグレイスケール画像の切り替えを行います。
  • 右端のツールバーボタンは、フローチャートの表示のオン、オフを行います。

Vision Guideツールバーには、各ツールバーボタンに、下の例のようなツールチップが備わっています。

Vision Guide 8.0 (およびEpson RC+ 8.0) の各ツールバーボタンの用途がわからないときは、そのツールバーボタンの上にしばらくマウスポインターを置いてください。約2秒後にツールバーボタンのツールチップが現われます。
次に、Vision Guide 8.0の各ツールバーボタンについて簡単な説明を示します。

ボタン ツールチップ: 簡単な説明
新規シーケンス: ビジョンシーケンスを作成します。ダイアログが表示され、新規シーケンス名を入力するように要求します。
シーケンス削除: 現在のプロジェクトのビジョンシーケンスを削除します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
新規ステップ: このボタンを押すと、ステップウィザードを表示します。ステップウィザードを使用することで、オブジェクトを追加することができます。メニューバーからの追加と異なり、ステップウィザードからの追加では、追加する前にオブジェクト名の設定とシーケンス内でのオブジェクトの位置を設定することができます。
オブジェクト削除: 現在アクティブのビジョンオブジェクトを削除します。ビジョンオブジェクトを削除するには、削除したいビジョンオブジェクトを選択し、このボタンをクリックしてください。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、または現在のシーケンスにビジョンオブジェクトが定義されていない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
新規キャリブレーション: キャリブレーションを作成するキャリブレーションダイアログを開きます。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンは無効になります。
キャリブレーション削除: キャリブレーションを削除するキャリブレーション削除ダイアログを開きます。現在のプロジェクトにビジョンキャリブレーションがない場合、ボタンは無効になります。
カレントオブジェクト表示: このボタンをクリックすると、現在選択されているオブジェクトのみ表示されます。1つのオブジェクトのみで作業したい場合に便利です。
全ラベル非表示: このボタンを押すと、ビジョンオブジェクトのラベルの表示がオフになります。画面上に複数のオブジェクトが存在する場合、ラベルが表示されていると、かえってオブジェクトの判別が難しくなることがあります。その場合、この機能が役に立ちます。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

全グラフィック表示: このボタンをクリックすると、ビジョンオブジェクトのすべてのグラフィック (サーチウィンドウ, モデル原点, モデルウィンドウ, 直線, ラベル) が表示されます。

このボタンは、個々のビジョンオブジェクトのグラフィックプロパティーの設定を無視するので、個々のビジョンオブジェクトのグラフィックプロパティーを修正するよりも速く、すべてのビジョンオブジェクトを表示したいときに便利です。

ヒストグラム: このボタンをクリックすると、ヒストグラムダイアログが表示されます。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、または、現在のシーケンスにビジョンオブジェクトがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
統計: このボタンをクリックすると、統計ダイアログが表示されます。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、または、現在のシーケンスにビジョンオブジェクトがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
画像入力停止: ライブ画像と固定画像を切り替えます。
カラー/白黒: カラーとグレイスケール表示を切り替えます。
フローチャート: フローチャートの表示のオン、オフを切り替えます。
検出: 検出カテゴリのオブジェクト (Geometric, Correlation, Blob, Edge, Polor, Arc Finder, Line Finder, Box Finder, Corner Finder, Frame, Line, Point, Contour, Coordinates)を選択できます。
カウント: カウントカテゴリのオブジェクト (Blob, Correlation, Geometric)を選択できます。
検査: 検査カテゴリのオブジェクト (Blob, Defect Finder, Line, Line Inspector, Arc Inspector, Color Match)を選択できます。
読み取り: 読み取りカテゴリのオブジェクト (Code Reader, OCR)を選択できます。
画像: 画像カテゴリのオブジェクト (ImageOp, Text)を選択できます。
実行: 実行カテゴリのオブジェクト(Decision)を選択できます。
全ツール : すべてのオブジェクトを選択できます。

ツールバーのカテゴリから呼び出されるボタン

ボタン ツールチップ: 簡単な説明
ImageOp(画像操作): ImageOpオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Geometric(幾何学的形状): Geometricオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Correlation(相関サーチ): Correlationオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Blob(2値検査): Blobオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Edge(エッジ検出): Edgeオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Polar(ポーラサーチ): Polarオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
OCR: OCRオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。OCRのライセンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Code Reader: CodeReaderオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Color Match: ColorMatchオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Box Finder(長方形検出): BoxFinderオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Corner Finder(コーナー検出): CornerFinderオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Line Finder(直線検出): LineFinderオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Line Inspector(直線検査): LineInspectorオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
ArcFinder(円弧/楕円弧検出): ArcFinderオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Arc Inspector(円弧/楕円弧検査): ArcInspectorオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Defect Finder(差分検査): DefectFinderオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Frame(フレーム): Frameオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Line(ライン): Lineオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。
Point(ポイント): Pointオブジェクトを作成します。現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Contour(輪郭抽出): Contourオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Text: Textオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Decision: Decisionオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、または、シーケンスのオブジェクトがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

Coordinates: Coordinatesオブジェクトを作成します。

現在のプロジェクトにビジョンシーケンスがない場合、ボタンがグレーアウト表示(選択不可)になります。

画像イメージ表示部

画像イメージ表示部は、Vision Guideウィンドウ中の、Vision Guideツールバーの下にある、カメラで見たイメージを表示する領域です。
画像は、画像イメージ表示部と呼ばれる領域内に収まるように、Vision Window 上に表示されます。また、画像イメージ表示部は、イメージ処理に使われる各々のグラフィックを表示します。例えば、画像イメージ表示部では、種々の位置に表示される複数のボックスや十字線が見えます。これらのグラフィックによって、ビジョンオブジェクトツールを使った開発作業が楽になります。
Vision Guideウィンドウと画像イメージ表示部は、4.5 Vision Guideウィンドウの構成 に記載しています。
Vision Guide GUIのウィンドウサイズを大きくすると、画像イメージ表示も合わせて大きくなります。Runダイアログの画像表示も同様に、ウィンドウサイズに合わせて画像イメージ表示のサイズが変わります。画像イメージ表示部とタブグループの間にはスプリッターバーがあり、画像表示のサイズを調整できます。画像表示のサイズを変更しても、画像のアスペクト比は保たれます。

Vision Guideウィンドウタブ

タブは、関連データやグループになっているデータへのアクセスを迅速に行うための機能です。タブは、メニュー項目や複数ウィンドウに比べ、はるかに簡単にデータへアクセスできます。
Vision Guideウィンドウでは、タブを使用することによって、システムが簡単に学習、記憶できるような、シングルウィンドウの開発環境となります。
Vision Guideウィンドウの右端には2つのタブセットがあり、それぞれ「ジョグ」, 「ロボット」というラベルがついています。これらのタブの位置は、シーケンスツリーの隣に固定されていて、画像イメージ表示部の外でタブを使うことができます。
これら2つのタブは、共通してVision Guide 8.0開発環境で使われ、また、Vision Guide 8.0についての知識や使用方法に関するヘルプに簡単にアクセスすることができます。各タブの詳細は、本章で説明します。

実行パネル

実行パネルは、画像イメージ表示部の下にあります。実行パネルの目的は、Vision Guide 8.0開発環境からシーケンスを実行することと、デバッグすることです。実行パネルは次のように表示されます。

シーケンスの実行
ビジョンシーケンスを作成し、ビジョンオブジェクトを追加したら、実行パネルの左側にある、[Run]ボタンをクリックし、ビジョンシーケンスを実行します。

サイクル数
[Run]ボタン右側の [矢印]ボタンをクリックし、[サイクル数設定]からサイクル数を指定できます。ここで設定したサイクル数の回数だけシーケンスが実行されます。

中断
ビジョンシーケンスを中止したいときは、実行パネルの[中断]ボタンをクリックします。 [中断]ボタンは、シーケンスが実行中のときだけ有効です。[中断]ボタンは、ストロボトリガーを待つシーケンスに対しても使用できます。

ステップ実行
[ステップ実行]ボタンをクリックすると、ビジョンシーケンスの1つのステップを実行できます。各ステップの実行で、1つのビジョンオブジェクトを実行します。
次のステップ実行を行うには、そのたびに[ステップ実行]ボタンをクリックしてください。[ステップ実行]ボタンを初めてクリックするとき、ビジョンオブジェクトは青い点線に囲まれてステップモードがアクティブでない状態です。
[ステップ実行]ボタンを次にクリックするときは、シーケンスの最初のオブジェクトが実行され、それから2番目以降のオブジェクトが最後まで実行されます。ステップ実行を始めに戻すには、実行パネル左側の[Run]ボタンをクリックして、ビジョンシーケンス全体を実行してください。
ビジョンシーケンスの実行中に、特定のオブジェクトのリザルト値を確認することができます。
フローチャート、またはシーケンスツリーを使用し、確認したいビジョンオブジェクトを選択してください。ビジョンオブジェクトの選択後、実行パネル左側にある[Run]ボタンをクリックしてください。ビジョンシーケンスが実行を開始します。
フローチャート、またはシーケンスツリーからオブジェクトを選択したときには、選択した特定のビジョンオブジェクトのリザルト値を見ることができます。

キーポイント


実行パネル左側にある[Run]ボタンを使用すると、SPEL+言語からの実行を必要とせずに、ビジョンシーケンスの全体を迅速にテスト、デバッグすることができます。

また、ビジョンシーケンスを変更してテストし、そのリザルトが必要でないときは、前回に保存したビジョンシーケンスに戻ることができます。

このために、実行パネル左側にある[Run]ボタンによって、ビジョンシーケンスの実行のたびにビジョンシーケンスが自動的に保存されるようなことはありません。しかし、Runウィンドウからビジョンシーケンスを実行したときには、自動保存が有効になっていれば、ビジョンシーケンスはプロジェクトの残りの項目と一緒に自動的に保存されます。

オブジェクト実行
ビジョンシーケンスを作成し、ビジョンオブジェクトを追加したら、実行パネルの右から2番目にある、[Run]ボタンをクリックし、ビジョンオブジェクトを実行します。

ティーチ
作成したビジョンオブジェクトがティーチを必要とする場合、[ティーチ]ボタンをクリックし、オブジェクトのティーチウィンドウ部分のティーチを行います。
ティーチを必要としないオブジェクトの場合は[ティーチ]ボタンはクリックできません。

キャリブレーション
シーケンスツリーからキャリブレーションプロジェクトを選択した場合、実行パネルは[ポイントティーチング]ボタンと[キャリブレーション実行]ボタンのみになります。
[ポイントティーチング]ボタンをクリックするとポイントティーチウィンドウが表示されティーチを実行することができます。
ポイントティーチが完了した状態で[キャリブレーション実行]ボタンをクリックすることでキャリブレーションを実行します。ポイントティーチを行っていない状態では[キャリブレーション実行]ボタンはクリックできません。

フローチャート

フローチャートは、画像イメージ表示部の右側に表示されています。フローチャートは、選択しているシーケンスのオブジェクトの処理の流れを表しています。フローチャートは、先頭のフローが現在選択されているシーケンスを表し、2番目からはそのシーケンスに含まれるオブジェクトを表しています。オブジェクトの順番は、実行される順番になっています。
フローチャートは、通常、フローの枠が青色で表示されています。選択したいオブジェクトのフローをクリックすると、そのオブジェクトのフローのみピンク色に変わります。同時に画像イメージ表示部のオブジェクトウィンドウもピンク色に変わります。ただし、シーケンスフローはクリックしてもピンク色に変わりません。
シーケンス, オブジェクトを選択すると、フローチャート右側のプロパティー, リザルトリストに選択したシーケンス、またはオブジェクトのプロパティーとリザルトが表示されます。また、シーケンスツリーの対応するノード部分の背景が灰色になります。
シーケンスフローは、シーケンスに含まれる全てのオブジェクトが実行に成功した場合、枠が緑色になり、1つでも失敗したオブジェクトがあれば赤色になります。
オブジェクトフローは、実行に成功すれば、緑色に、失敗すれば赤色になります。
フローチャートでは、フローを右クリックすることで様々な操作を呼び出すことができます。

シーケンスフローを右クリックした場合、次の操作ができます。

項目 操作
新規シーケンス ビジョンシーケンスを作成します。
シーケンス削除 現在のプロジェクトのビジョンシーケンスを削除します。
ステップ順序変更… シーケンスステップ順序を変更します。
シーケンス実行 ビジョンシーケンスの全体が実行されます。
新規ステップ追加 ステップウィザードを表示します。ステップウィザードを使用することで、オブジェクトを追加することができます。

オブジェクトフローを右クリックした場合、現在アクティブなビジョンオブジェクトに次の操作ができます。

項目 操作
オブジェクト実行 ビジョンオブジェクトを実行します。Enabled プロパティーが “False”に設定されている場合、クリックできません。
コピー ビジョンオブジェクトをコピーします。
切り取り ビジョンオブジェクトを切り取ります。
削除 ビジョンオブジェクトを削除します。
モデルティーチ ビジョンオブジェクトがティーチを必要とする場合、オブジェクトのモデルウィンドウ部分のティーチを行います。
モデル表示 ティーチ済みの教示モデルを表示します。
ウィンドウ 編集 サーチウィンドウに検出マスクを設定できるウィンドウ編集モードをアクティブにします。
オブジェクト無効化 Enabled プロパティーを “False”に変更し、ビジョンオブジェクトが実行されないように指定します。
オブジェクト有効化 Enabled プロパティーを “True”に変更し、ビジョンオブジェクトが実行するように指定します。

シーケンス, キャリブレーションツリー

シーケンス, キャリブレーションツリーは、フローチャート右側上部に表示されています。ツリーには、すべてのシーケンスとキャリブレーションプロジェクトが表示されています。シーケンスツリーでのシーケンスノードやオブジェクトノードはフローチャートでのフローの操作と同じ操作ができます。
キャリブレーションノードをクリックしたとき、実行パネルの表示がキャリブレーション用の実行パネルの表示に変わります。