非常停止
警告
危険を感じたときは、ためらわず非常停止スイッチを押してください。ティーチペンダントには、非常停止スイッチが取りつけられています。ティーチペンダントを使用する前に、非常停止スイッチが正しく機能していることを確認してください。スイッチが正しく機能しないままでの運転は、非常時に安全機能が発揮されず、非常に危険で重傷や重大な損害の可能性があります。なお、ティーチペンダントの画面に何も表示されていないときは、コントローラーに接続されていないため、非常停止スイッチは機能しません。
非常停止スイッチを押すと、プログラムの実行は中止され、ロボットの各軸モーターの励磁が切れます。このとき、プログラムやポイントデータなどは壊れることはありません。
非常停止スイッチを押すと、状態がメカニカルホールドされ、電気的にも非常停止状態が維持されます。
非常停止状態のリセット方法
以下の手順にしたがって、非常停止状態をリセットしてください。
- 非常停止の原因を取りのぞき、ロボットを操作しても安全であることを確認します。
- 非常停止スイッチを右に回転させ、メカニカルホールドの状態を解除します。
- ティーチペンダントのモード切替キースイッチを、“TEACH”に切り替えます。
- 操作キーの[Reset]キーを押し、非常停止状態を解除します。
- タッチパネルのステータスバー-[非常停止]が、“OFF”になっていることを確認します。