メンテナンスパーツ交換手順
警告
- メンテナンスは、必ずコントローラー電源をオフし、コントローラーから電源プラグを外した状態で行ってください。電源がオンの状態や、高電圧充電部が完全に放電しない状態でメンテナンスを行うと、感電の危険や、重大な安全上の問題を引き起こす可能性があります。
- メンテナンスカバーを開けるときは、コントローラーから電源プラグを外してください。筐体内のAC電源入力端子などに触れると、感電の危険や、重大な安全上の問題を引き起こす可能性があります。
注意
- 外したねじなど、導電性のあるものや異物を、筐体内に落とさないでください。発火や発電、本体が故障する可能性があります。
- 指定のトルクでカバーのねじを固定してください。条件を満たさないと、IP65の保証はできません。
キーポイント
- ケーブルが損傷しないよう注意してください。
- 不要になったメンテナンスパーツは、各国法令にしたがって廃棄してください。
- 手袋とアースバンドをつけた状態で、静電気対策を施し、交換作業を行ってください。
用意するもの
TP4本体
交換用メインケーブル
推奨: Wiha社製
トルクドライバー 型式: 2852V0.5-2.0
ねじ用交換ブレード 型式: 2859MT10
推奨: タカチ社製
トルクレンチ 型式: TWH0.5-5, TWE19
メインケーブル取りはずし
- コントローラーの電源をオフします。
- コントローラーから電源プラグを取りはずします。
- ドライバーを使い、メンテナンス用カバーを取りはずします (固定ねじ4本)。
- LANケーブル(a)と細いケーブル(b)を、各コネクターから取りはずします。
- トルクレンチを使い、ナットを緩めて取りはずします。
- トルクレンチを使い、筐体穴からケーブル固定部品を緩めて取りはずします。
- 筐体穴から細いケーブルを抜きます。
- 筐体穴からLANケーブルを抜きます。
メインケーブル取りつけ
- メインケーブルのトルクレンチで固定する部分をずらします。
- 筐体穴にLANケーブルを通します。
- 筐体穴に細いケーブルを通します。
- LANケーブル(a)と細いケーブル(b)を、各コネクターに差し込みます。
注意
コネクターは、しっかり奥まで挿し込んでください。
- トルクレンチを使い、筐体穴にケーブル固定部品を回して取りつけます。
- トルクレンチを使い、ナットを締めます。
ナット部分の6角形のラインを、可能な限り揃えて締めてください。
(締め付けトルク: 1.05 Nm)
- ドライバーを使い、メンテナンス用カバーを取りつけます (固定ねじ4本)。
対角締めを行い、メンテナンス用カバーが浮かないようにしてください。
(締め付けトルク: 0.8~1.0 Nm)
- 電源プラグをコントローラーに取りつけます。
- コントローラーの電源をオンします。
- 正しくケーブルを交換できたか確認するため、TP4本体で以下3つの操作を行い、問題ないことを確認します。
- 電源が入ること
- 非常停止ボタンが機能すること
- イネーブルスイッチが機能すること