マスターBusoff検知

マスターユニットLED 異常項目 説明
MS NS
緑点灯 赤点灯 Busoff検知 重大な異常状態のため通信を停止
MAC ID重複異常 MAC IDを重複して設定

(ユニット起動時のみ発生)

処理フロー

* 参照先一覧

記号 参照先
1 終端抵抗のはずれ, ケーブル断線, コネクター, 信号線の抜け
2 コネクター、信号線のゆるみ
3 ノイズ侵入

異常要因一覧

推測要因 確認方法 処置対策
  • 終端抵抗のはずれ
  • ケーブル断線
  • コネクターの抜け
  • 信号線の抜け
終端抵抗がネットワークの両端に正しく接続されていることを確認

通信電源オフ時の信号線間の抵抗値測定

→ 50~70 Ωで正常

測定場所:異常発生ユニットの接続位置

参照: 終端抵抗のはずれ, ケーブル断線, コネクター, 信号線の抜け

問題位置の改善

[問題位置の発見方法]

片側の終端抵抗をはずします。

抵抗値が120 Ωから変化したポイントが問題位置です。

  • コネクターのゆるみ
  • 信号線のゆるみ
コネクター、信号線の勘合を確認

→ 確実に勘合されていることを確認します。

確認場所: 全ノード、全分岐タップ

参照: コネクター、信号線のゆるみ

再度、接続してください。
• 通信電源 電圧低下 異常発生ユニットで通信電源電圧を測定

→ (V+/V−間) 11V 以上で正常

• 11~14 V→ 異常要因の可能性あり 改善要

電源の電圧を確認してください。

ケーブルの容量計算を実施して通信電源を追加してください。

ノイズなど (外的要因)

以下(1)~ (3)の経路を通じたノイズ侵入を確認
  1. DRAIN (FG)からのノイズ
  2. 通信ケーブルからの誘導ノイズ
  3. 通信電源

    → 参照: ノイズ侵入

ノイズ対策を実施してください。
• ユニット故障 異常発生ユニットを交換

→ 状況が改善するか確認

ユニットを交換してください。
要因の特定ができない場合 ネットワークの分割により問題位置を調査

→ 参照: ユニット故障調査 (ネットワーク分割調査)