ノイズ侵入

以下の対策を実施時、異常発生状況の変化を確認してください。

  • FG(DRAIN)線の接地
    通常の接地方法:DeviceNetでは、1点接地とします。

    • 対策I: V-, FG間の接続をはずします。
      FGが接地できない場合は、V-, FG間の接続をはずします。

    • 対策II: シールド線を接地せず、浮かせます。
      接地ラインからノイズが侵入してくる可能性がある場合には、通信ケーブルのシールド線を接地せずに浮かすことで、ノイズの侵入を抑制します (周囲にインバーターなどのノイズ源が存在する場合など)。

  • 通信ケーブルからの誘導ノイズ
    DeviceNet通信線と、その他の線 (特に動力線)を分離します。
    * 動力線とは、300 mm以上離します。

    現状調査では、誘導ノイズを受ける可能性のある部分を、別ケーブルでバイパスさせて配線します。誘導ノイズの影響を受けない状態で通信させて、異常の発生状態を確認します。

  • 通信電源
    通信電源をI/O機器と共用している場合、別電源とします。
    I/O機器が動作しているときに発生するノイズが通信側に影響をおよぼすことを、防止します。

    記号 説明
    a 通信電源 24V
    b I/O機器と電源を分離
    c 電源専用分岐タップ