ユニット故障調査 (ネットワーク分割調査)
故障しているユニット、コネクターのゆるみなどの接触不良、ケーブルの半断線など、問題位置がすぐに判別できない場合に、ネットワークを分割して問題位置を明確にしていきます。以下の処置時、異常発生状況の変化を確認してください。
確認方法
異常の原因となるノードを特定するために、ネットワークを分離します。
ネットワークの分離により、マスターがネットワークから分離したスレーブ以外と正常に通信できることを確認します。
異常位置が特定できた場合、その部分のケーブルの確認、およびユニット交換を行ってください。分離方法について
敷設状況により、以下のいずれかの方法でネットワークを分離してください。- ブロック単位でネットワークを分離
ブロック単位で問題の有無をチェックしていきます。
マスターとスレーブを1台ずつ接続して、マスターが問題ないことを確認します(MS/NS: 緑点灯)。
ネットワークの真ん中で分割して通信状態を確認します (MS/NS: 緑点灯)。
正常: 現在マスターと通信していない部分に問題あり
異常: 現在マスターと通信している部分に問題あり (更に分割して、正常, 異常を区別します)正常に通信できる部分とできない部分をブロックで確認していき、問題位置をしぼりこみます。
- ブロック単位でネットワークを分離
1台ずつネットワークから分離
スレーブ1台ごとに、問題の有無を確認してきます。
異常状態から、正常状態に変化した部分が、問題位置です。
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