終端抵抗のはずれ, ケーブル断線, コネクター, 信号線の抜け

  1. 終端抵抗が、ネットワークの両端に接続されていることを確認します (合計2個)。

  2. 通信電源をオフします。

  3. 不在スレーブ部で"CAN_H, CAN_L"間の抵抗値をテスターで測定します。

    信号線間の抵抗テスターで測定

    記号 説明
    a テスター
    b 白 (CAN_H)
    c 青 (CAN_L)
    測定値 判定
    0 Ω 短絡あり
    50 Ω未満 終端抵抗が3個以上
    50 ~ 70 Ω 正常
    70~120 Ω 異常 (幹線: 断線, 信号線抜け)
    120 Ω以上 異常

    (支線: 断線, 信号抜けあるいは 幹線:断線, 信号線抜け→ CAN_H/CAN_L 両方)

  4. 問題位置の特定方法

    • 片側の終端抵抗をはずします (終端抵抗が接続されている部分の抵抗値は、120 Ωです)。
    • 各ユニット、分岐タップ部分で抵抗値を測定します。
    • 抵抗値が120 Ω付近から大きく変化する部分が問題位置です。
    • 問題位置を発見したら、コネクターの接続状況、使用ケーブルの状況を確認します。

処理フロー

* 参照先一覧

記号 参照先
1 コネクター、信号線のゆるみ