CenterY プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: ArcFinder、ArcInspector、Contour、Edge、Polar
解説
Polarオブジェクトの中心点として用いられる位置のY座標を指定します。
用法
VGet Sequence.Object.CenterY, var
VSet Sequence.Object.CenterY, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す実数変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す実数または式
値
0から「画像イメージ幅 - 1」までのピクセル単位の実数値。しかし、Polarオブジェクトの検出範囲がカメラの有効ピクセル範囲を超えることはできません。したがって、実際の範囲は、次のようになります。
(0 + Radius) - (現在のピクセル座標Y解像度 - Radius - 1)
Radiusは、Polarオブジェクトの中心点から、オブジェクトの検索リング外側までの距離です。
例えば、ImageSizeプロパティーが640×480、半径が16ピクセルの場合、範囲は16から463になります。
デフォルト: (Polar オブジェクトの中心のY座標スクリーン位置)
詳細説明
このプロパティーは、CenterPointObjectプロパティーが他のビジョンオブジェクトに設定されると、自動的に設定されます。しかし、PolarオブジェクトのCenterPointObjectプロパティーを「Screen」に設定した場合は、CenterYプロパティーを使ってPolarオブジェクトの位置決めを行うこともできます。
また、スクリーン上でPolarオブジェクトを新しい位置にドラッグすることによって、PolarオブジェクトのCenterPointObjectプロパティーを自動的に設定することもできます。ドラッグによって設定した場合は、CenterYプロパティーは、Polarオブジェクトの新しいCenterY位置に更新されます。
Edgeオブジェクトは、SearchTypeプロパティーにArcが設定されている場合に限り、CenterYプロパティーが使用できます。
参照
ArcFinderオブジェクト, ArcInspectorオブジェクト, CenterX プロパティー, CenterPointObject プロパティー, Edgeオブジェクト, Polarオブジェクト, Contourオブジェクト