CameraY1 リザルト

適用
ビジョンオブジェクト: BoxFinder、Line、LineFinder

解説
Line、LineFinder: カメラ座標系における直線(Lineオブジェクト)の、始点のY座標位置(Y1)を返します。

BoxFinder: カメラ座標系における検出された長方形のコーナーの点の、Y座標位置(Y1)を返します。

用法

VGet  Sequence.Object.CameraY1[(result)], var
Sequence
シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
Object
オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
var
リザルトの値を示す実数変数
result
リザルト番号。省略可能で、省略すると、リザルト番号はCurrentResultになります。複数のリザルトを返すオブジェクトの場合に利用できます。


実数値(単位: mm)で返します。

詳細説明
Line、LineFinderの場合

直線には始点と終点があります。CameraY1リザルトとCameraY2リザルトは、指定されたLineオブジェクトのY座標位置の始点(X1,Y1)と終点(X2,Y2)を示します。Lineオブジェクトの始点と終点は、他のビジョンオブジェクトに割り当てられることもあるため、(CameraX1,CameraY1)と(CameraX2,CameraY2)の座標組み合わせが、他のビジョンオブジェクトのCameraXとCameraYリザルトのカメラ座標位置と一致することもあります。例えば、Lineオブジェクトの始点がCorrelationオブジェクトによって定義される場合、そのCorrelationオブジェクトからの(CameraX,CameraY)リザルトは、始点を定義されたLineオブジェクトの(CameraX1,CameraY1)リザルトに一致します。

BoxFinderの場合

長方形の四隅のコーナーのカメラ座標をCameraX1,2,3,4リザルト、CameraY1,2,3,4リザルトで取得することができます。CameraY1では下図のCorner1の点のY座標を取得できます。

CameraY1リザルトは、あらかじめキャリブレーションされているビジョンシーケンスでのみ算出されます。キャリブレーションされていないビジョンシーケンスでは、CameraY1リザルトはエラーになります。

CameraY1リザルトは、有効なキャリブレーションデータがビジョンシーケンスのCalibrationプロパティーに設定されている時のみ算出されます。キャリブレーションが完了していない、もしくはCalibrationプロパティーが設定されていない場合、CameraY1リザルトはエラーになります。

参照
Angle リザルト, CameraX1 リザルト, CameraX2 リザルト, CameraY2 リザルト, CameraX3 リザルト, CameraY3 リザルト, CameraX4 リザルト, CameraY4 リザルト, Lineオブジェクト, PixelX リザルト, PixelY2 リザルト, RobotY リザルト, RobotXYU リザルト, X1 プロパティー, X2 プロパティー, Y1 プロパティー, Y2 プロパティー, BoxFinderオブジェクト