ケーブルの電流容量

DeviceNetネットワークケーブルに流せる電流容量には以下のような制限があります。

幹線 支線 (単位: A)
Thickケーブル Thinケーブル
電流容量 8A 3A 4.57 / 支線長(m) ≦ 3A

電源配置例を以下に示します。

以下のように外部電源を配置した場合は、電流容量が11Aとなるため、ケーブルの許容電流をオーバーしてしまいます。

しかし、下のように外部電源を配置すれば、電源専用タップの左側は5A、右側が6Aとなるため、制限内での使用となります。

ネットワークで消費する電流容量が上記を超える場合は、複数の電源をネットワーク上に配置できます。この場合、複数の電源出力がぶつからないようにする必要があります (電源専用タップのヒューズを抜くなど)。

下図に配線イメージを示します。図中ではオムロン社製の電源専用タップを使用しています。

注意


コネクターの配線ミスはノードの故障のみならず、DeviceNetネットワーク全体に重大な損傷をおよぼす場合があります。十分注意して配線を行うようにしてください。